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2020/07/27 離島体験事業のファシリテーターが地元・瀬底小の児童に生態系事前学習と自然体験を行いました
沖縄離島体験交流促進事業のファシリテーターに関する新聞掲載記事をご紹介します。
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(沖縄タイムス、令和2年7月27日付)
離島体験事業のファシリテーターである自然体験うみゆくいの千野精一郎代表が、地元のインストラクター、海洋研究者、
環境教育プランナーなどとともに本部町立瀬底小学校の5・6年生に、地元瀬底島の生態系学習や自然体験の案内を行いました。
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千野さんにお話を伺いました。
千野さんによると、この取り組みは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、瀬底小学校においても、児童の学校生活、
学校行事を縮小・自粛・中止せざるを得ないという状況を受けて、「児童になんとか今年度の楽しい思い出を、感動の体験を
させてあげたい」という思いが保護者、OB、瀬底住民からあがり、計画されました。
この取り組みの目的は、以下6つ。
1.瀬底島(本部町)周辺の海の生態系学習を通して自然の大切さを学ぶ
2.児童の瀬底島に対する郷土愛、自己肯定感を育む
3.地域の産業を学習、キャリア教育の場にする
4.今後の環境教育カリキュラムの導入検討に向けた足がかりとする
5.地域住民との学校地域協働活動の場作り、持続可能な活動にするための検証
6.ICTを活用した、zoomなどの遠隔授業の検証
この取り組みを通して、参加した児童からは「ダイビングの仕事に魅力を感じた」、「サンゴの美しさに感動し、守りたいと
思った」などの声があり、児童にとても喜ばれただけではなく、学校側にも喜んでいただき、この取り組みをきっかけに、
来年度以降の持続的な環境学習、キャリア教育の場に繋げる予定であるそうです。
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千野さんがファシリテーターとして参画している沖縄離島体験交流促進事業は、上記の取り組みと同様の思いや狙いを
持っています。
沖縄離島体験交流促進事業は、本島に住む小学5年生が、実際に離島へ足を運び、離島ならではの体験プログラムや
地元の方との交流を通じて、その島を知り、学び、好きになり、離島への理解促進につながると同時に、自地域との
比較を通じて、自地域の理解促進や愛着・誇りにつながることを目指しています。
さらに、離島での体験を通じて児童が自らを見つめ直し、自信やチャレンジ精神の向上につながることを目指しています。
今年度のコロナ禍における離島体験事業においても、上記の瀬底小学校の取り組みのように、1人でも多くの児童が、
自地域を誇りに感じ、自ら発信していけるよう、引き続き取り組んでいきます。