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2018/01/15 【離島体験・離島版】H29年度 参加教員の声 (事業評価会議)
平成30年1月20日(土)沖縄離島体験交流促進事業・離島版の事業評価会議を行ないました。
伊良部島・池間島での体験学習、先生方との途中経過報告会議、そして各首長への提言発表
それぞれの過程で児童たちがどう成長したのか、先生方がどういう学びを得たのかを共有しました。
下記に先生からの声をまとめました。
■西小学校
●児童に関して
・自分の島の良さに改めて気づき、首長提言を島の大人達に褒められたことで、自信や誇りを持って生活できるようになった。
・挨拶を進んでできるようになった。
・自分が多くの人に支えられているということがわかり、親や友達、教員など身近な人に対する感謝の気持ちを持てるようになった。
●教員自身に関して
・池田さんの「ないものねだりより今あるものに感謝しよう」という言葉や、沼田先生の児童のやる気を高める声かけなど、児童を指導する際に役立つ考え方や手法を学ぶことができた。
・離島の子どもたちの現状や将来について他校の先生と一緒に考えることができた。
■久米島小学校
●児童に関して
・「自分達はまだ久米島のことを知らない!」と児童自身が気づき、意欲的に久米島のことを勉強したことで自分達の島への愛着や誇りが高まった。
・発表が苦手な児童が意欲的に自分の意見を発表できるようになった。
・児童の笑顔が増え、児童同士の絆が深まった。
●教員自身に関して
・自分自身も久米島の魅力を再発見し、授業につなげることができた。
・他の離島の学校と交流することで、人口減少や少子高齢化など、離島には共通の課題があると知ることができ、教育者としてどのようにこれらの課題に向き合うか考えることができた。
■大原小学校
●児童に関して
・事業に参加する前は自分達のことにしか興味関心が向かなかった児童が、周りの人や自分達の島のことにも目を向けられるようになった。
・特別支援学級の児童がみんなと同じように活動できたことを児童全員が喜び、学級内の関わりが増えたこと。
・手紙のやりとりをしたり、部活の遠征のついでに訪ねたりと、池間島でお世話になった民家さんとの繋がりが続いている。
●教員自身に関して
・児童の主体性を尊重し、行動の段取りや時間配分を児童自身に考えさせるようになった。
・沼田先生のお話からもっと柔軟に学級経営を行うためのアイディアを学んだ。
■西表小学校
●児童に関して
・自分の島と他の島、他の地域の違いや良さに目を向けられるようになった。
・自分の島を守り、さらに発展させたいという思いを持つようになった。
・「命どぅ宝!」「人は自然の一部である!」「西表島の自然はボク達が守る!」と堂々と言えるようになった。
●教員自身に関して
・離島ならではの不便さの中にも大切なものが数多くあることを自分自身学ぶことができた。また、そのことに児童が気づき、自分の島の良さを掘り下げられるような授業づくりに取り組んだ。
■白浜小学校
●児童に関して
・事業を通して島の将来について真剣に考えたことで、島のために今の自分にできること、するべきことを意識できるようになった。
・自発的に動くことができるようになった。
・度胸やコミュニケーション力が身につき、人前で発表する時にアドリブを入れられるようになった。
●教員自身に関して
・池間島では周りの人と連携しながら臨機応変に対応する場面が多く、勉強になった。
■与那国小学校
●児童に関して
・自信を持って自分の考えを話せるようになり、プレゼンテーション能力が向上した。
・自分の島や他の島に興味関心を持つことができるようになった。
・他の学校、島の児童が頑張っている姿を見ることで、児童一人ひとりがしっかりしてきた。
●教員自身に関して
・他の学校の教員や事業スタッフと関わったことで児童の良い面を様々な角度から見ることができるようになった。
・自分自身も池間島や与那国島のことが好きになり、児童にも与那国島の良さをわかってほしいという気持ちが生まれ、児童と一緒に島の魅力を深められるようになった。
■比川小学校
●児童に関して
・自然の豊かさや、人の関わりが深いことなど、自分の島の良さを実感することができた。
・周囲の声や人に対してあまり興味がなかった児童が、伊良部島への派遣や首長提言に向けた取り組みを通して、少しずつ同年代の児童に興味を持ち、関わりを持つようになった。
●教員自身に関して
・児童が自ら考え、自分の行動に責任をもって動くような指導をするようになった。
・全体で活動する際の説明の仕方、体験が終わったときの児童の出番の作り方など他校の教員の取り組みが勉強になった。
■久部良小学校
●児童に関して
・与那国島のことを主体的に生き生きと学び、島の未来を考えられるようになった。
・ないものねだりではなく、あるものに感謝できるようになった。
・新しく知り合う同世代の子とも積極的に関わろうとするようになった。
●教員自身に関して
・他の学校の教員や事業スタッフと一緒に過ごしたことで、自分とは違う児童への接し方や仕事の進め方を勉強することができた。