業務実績
平成31年度 沖縄の農家民宿一期一会創造事業
主催
沖縄県 農林水産部 村づくり計画課
背景および目的
農村における農家民宿を中心にした交流活動は地産地消の推進や定住促進、農家所得の向上など地域活性化に貢献している。本県における農家民宿の受入は従来、修学旅行生が中心であったが少子化や他県との競合により、近年伸び悩みが見受けられる一方で、家主不在型の民泊など多様な民泊が台頭し、差別化が求められている。
本事業では、農家民宿を中心に特色ある資源を活かし、切れ目なく農村に人々を呼び込むため、戦略づくりの調査や新たな取組の試行・実証を行い、農家民宿の新たな方向性・価値を創造・推進することにより、農村の活性化と農業の振興を図ることを目的とし実施した。
業務概要
(1)農家民宿における実態調査の実施
過年度調査の実態を踏まえ、県内約40の農家民宿及び民泊受入団体を対象にアンケート調査を行った。その結果を参考に沖縄らしい農家民宿のスタイルの方向性を策定した。
(2)農家民宿スタイルの試行調査の実施
国頭村を中心としたやんばる地域にてスタイルの試行を行った。試行は事業完了後も地域が自立・主体的にスタイルを推進できることを目指し取り組んだ。試行の成果を高めるために、弊社と専門家アドバイザーが、外部組織と連携を行なった。本年度は、「県民ゆくる」・「特産品お買い上げ」を試行のテーマとし、モニターツアーの企画・実施等を通したスタイルの試行を行った。
(3)沖縄らしい農家民宿スタイルの確立
基本調査で得られた結果や試行地域の取り組みを基に、過年度の実証結果の取りまとめを行い、啓発資料を作成した。啓発資料は今後のグリーン・ツーリズムスタイルの普及啓発に繋がるものとした。
(4)結果のとりまとめ、普及
試行した取り組みや沖縄県におけるグリーン・ツーリズムのスタイルについて、検討委員会の評価や試行地域の声を踏まえ、実証結果の取りまとめを行った。またそれぞれの結果を基に啓発資料を作成した。
啓発資料
モニターツアーの様子
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