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2020/08/16 【離島体験】事業の地域コーディネーターが池間島の宝である「ヤシガニ」の保護活動を行っています
沖縄離島体験交流促進事業の地域コーディネーターとしても活動されている池間島の仲間さんに関する新聞掲載記事をご紹介します。
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(沖縄タイムス、令和2年8月16日付)
国際自然保護連合(IUCN)が7月に公表したレッドリストで、絶滅危惧種Ⅱ類に指定された「ヤシガニ(宮古島の言葉でマクガン)」
を将来に残そうと、池間自治会長の仲間広二さんが、保護活動に取り組んでいる。
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仲間さんにお話を伺いました。
21歳で花の都東京へ、都会で暮らしながらも故郷池間島が気になり、毎年のように帰郷していた。
帰るたびに池間島が廃れて行く、「このままではいけない!」そう思う気持ちが段々と強くなり、いてもたってもいられなくなり、52歳で故郷池間島に生活の拠点を移すことを決意。池間島を出て31年目のことです。
4年前に帰ってきてショックを受けた光景が「車にひかれたヤシガニの姿」だった。国際自然保護連合(IUCN)が7月に公表したレッドリストで、絶滅危惧Ⅱ類にヤシガニが指定されたことを受け、「ヤシガニは食料ではない!池間島の大切な観光資源だ!」と仲間さんは熱く語り、その思いから未来に残そうと保護活動に取り組んでいます。
今年自治会長に就任した仲間さんはその一環として、沖縄離島体験交流促進事業で訪れる小学生やその他一般の観光客の方に対して、ヤシガニなどの観察するナイトツアーを計画しています。「実際に見て・触れることで想いを伝えようと活動しています」とお話されていました。
偶然にも宮古テレビさんの撮影中にお話をお伺いすることとなり、「(カルティベイトと)ダブル取材だなんて、何と光栄なことでしょう。」と仲間さんらしく豪快に笑いながら取材を受けて頂きました。
沖縄の潜在力が凝縮されている離島が輝くことで、沖縄全体の発展につながるという思いから、仲間さんのように各離島の貴重な自然や動植物といったそこにしかない魅力を守り、活かす活動、地域振興を引き続き私たちは応援していきます。