最新情報

2019/02/25 【離島体験・離島版】事業評価会議を行いました

2月23日(土)本年度の成果や課題、児童や地域の嬉しい声などを共有・整理し、
次年度の事業を更に向上させることを目的に、沖縄離島体験交流促進事業(離島版)の事業評価会議を行いました。
各島・学校の先生方から自動の変化や自身の取り組みについて下記のような共有がありました。

●児童に関して
・自分から声をかけて友達をつくったことや人前で発表する機会が増えたことが自信につながり積極性が育った。
・自分が夢を叶えることで伊江島にどのような恩返しができるか考え、自分や島の将来に対するモチベーションが向上した。
・家でお手伝いするようになった。
・自分が感じたこと、体験したこと、考えたことを相手に伝えたいという意識が高まった
・自分たちで植えた稲から育ったお米を石垣島から送ってもらい、学校給食で全校児童に食べてもらった。これにより児童は誰かに喜んでもらうことの嬉しさを知ることができ、同時の農家さんもこの笑顔のために大変な思いをしながらお米を作っているのだろうなと気づくことができた。
・大人と同じように、自分たちも島を支える一員であることに気づいた。
・自分自身や自分の身の回りのことにしか関心のなかった児童が、周りの人や他の島、他の地域、外国にも目を向けられるようになった。
・各離島の良さや課題を比較することで、自分の島の良さを再発見するきっかけができた。

離島版1 離島版2 離島版3 離島版4

●児童の指導で工夫した点について
・「できた」「できない」の結果ではなく、「チャレンジした」「考えて行動した」などのプロセスを賞賛するようにした。
・ICT機器を活用した調べ学習やまとめ、発表を行った(i-padの活用)
・児童が主体的に「活動したくなる」「表現したくなる」ように単元を組み立てた。
・各教科で身につけた「知識・技能」を関連づけながら指導した。
・児童を「南大東村立南大東小学校指定南大東村島おこし部PR課特別観光大使団に任命した。
・単なる総合学習ではなく、持続可能な開発のための教育(ESD)を意識して指導した。
・島じまんスライドの作成では児童に「西表島」から連想されるキーワードを広げて俯瞰させた。自分の島を客観的に見て調べることにつながり、島の良さ等の再発見に繋がった。
・首長提言で未来を語るだけで無く、その未来の実現のために「今自分達にできること」を考えさせ、想像だけで終わらせないようにした。
・教科横断的な授業計画を立て、一年間のゴールを設定して学習を進めた。これにより慌てず、計画的に、楽しみながら一年間を過ごすことができ、児童の学びも深まった。

離島版5 離島版6 離島版7 離島版8png

また、後半はワークショップを行い、
今年度の活動を通して、先生自身が「今後に活かしたいと思った学びや気づき」について聞いてみました。

●今後に活かしたいと思った学びや気づき
・この事業を通じて、体験活動の重要性が分かったので、子ども達に体験をたくさんさせたい
・体験活動を総合でやることが多いが、させて終わりになりがち。今回は体験する前に調べて体験して振り返るという繋がりがあってよかった
・他の島のみなさんとの出会いが大きかった
・離島を支える人の心の大きさや考え方に尊敬した
・首長提言というレベルの高い課題ではあったが、児童が予想以上の高みにいけた漁師さんにもう一回話を聞きにいく
・島にあるフィールドを活用するためには地域との関わりを深めことが必要なので、地域の人達の飲み会に顔を出すようにする
・島にあるフィールドを活用できればいい
・自分達でやりたい事を自分で実現する為のサポート
・これまでは自分主導で進めるところがあったが、子どもが考えたことに乗っかってみることも大切だと思った
・子ども達の思いを叶えるような取り組みをしていきたい
・子ども目線を大切にしたい
・子ども達が「やる」と決めたことができるようなサポートをしたい
・全体を見ながら行動することの大切さを感じた。今後の宿泊学習などに活かせると思う
・語尾を伸ばさないという話し方を自分も意識しているし児童にも指導している
・見通しをもって取り組めたら児童にもっと力をつけさせられたのではないかという学びになった
・教科書では得られない学びを大事にしたいと思った

離島版9 離島版10 離島版11 離島版12
離島版13


ホーム > 最新情報 > 【離島体験・離島版】事業評価会議を行いました ▲このページのトップへ戻る


ツイート