業務実績
平成28年度 離島観光・交流促進事業【島あっちぃ】
事業概要
沖縄本島地域の住民において、沖縄の離島の重要性、特殊性及び魅力に対する認識を深めるとともに、交流促進による離島地域の活性化を図る。
事業内容
沖縄本島地域の住民を対象に、モニターツアーの手法を用いた離島への派遣を実施し、離島の歴史、文化、自然などに触れる体験プログラムの経験等を通して、本島住民による離島への関心度の向上、離島旅行の需要創出・増加、新たな旅行の推進を図る。
また、離島にとっては、ツアー参加者へのアンケート調査を通して、参加者の意見・意向等を的確に把握し、フィードバックすることで、離島が有する魅力を再発見、認識し、これらをさらに魅力あるものに高めていくなど、対象離島の受入体制の整備、旅行商品や体験プログラム、特産品の開発及び販売などが促進されることで、何度も訪れたくなる魅力ある島づくりに繋げる。
●具体的内容
平成28年度~平成30年度
モニターツアーの手法を用いた本島住民の離島への派遣の実施(約3,000人/年)
現状・課題
●各離島に関する情報が少ない(離島への認識が薄い)
●各離島の認知度・知名度が訪問意向に大きく影響していた(応募希望先の偏り)
●離島観光の潜在ニーズの発掘が重要
●離島での非日常体験や特有課題を共有できる交流メニューの開発が必要
●離島行政側の本事業参加意向に温度差がある
●観光の枠を超えた連携が必要
前年調査結果から、本島住民は「離島の魅力」認知の以前に「離島に関する基礎情報」をあまり知らないという現状がわかった。そのため離島の情報不足を解消することが課題となっている。
事業コンセプト
課題を解決し事業効果を向上させるために下記のことに取り組みます。
●人にやさしい(かゆいところに手が届く)離島情報の発信
●リピートの可能性が高い層への訴求
●島人と旅人が直接つながる観光の促進
ツアー派遣の考え方
人材育成・交流の場を求めているグループ・団体をメインターゲットに派遣を行います。
趣味、研究、スポーツ、研修、模合等・・・@ 離島
モニターツアーのねらい
参加者にはツアーを通して島の魅力を味わい、離島ファンになってもらうことを目指します。離島側では、ツアー受入れを通じた受入体制の強化と人材育成を図ることで離島観光の推進を目指します。
ツアー充実のために
モニターツアーの充実を図るために、沖縄離島体験交流促進事業(以下、離島体験)でも取り組んでいる下記の5つのチャレンジを本事業でも実施します。離島体験で毎年5つのチャレンジを実施する事で様々な成果が挙がっています。
●受入体制の強化
本事業での受入れを通して、島内での体制を強化し、今後のツアー誘致に活かせるよう取り組みます。
●新しいツアープログラム作り
受入離島のコーディネーターと共に、各島の特色に合わせた新たなツアープログラムを作ります。
実績例:座間味島で実施した「島人まるごと交流体験」
●既存プログラムの質向上
既存プログラムのブラッシュアップを行い、参加者・離島側双方の満足度向上と交流を促進します。
実績例:伊是名島伝統のワーダ漁やサトウキビの植え付け体験
●コーディネーターの育成
幅広い組織・人材にモニターになってもらうことや多様なニーズへの対応力を養うことで、受入離島側の人材育成を行います。
●島の人たちとの交流促進
訪問者と離島住人が互いに刺激を受けあうような交流プログラムと実施の仕組みを構築します。
事業ビジョン
“魅力ある島づくり”を通して事業終了後の「島あっちぃ」の自走を目指す
カテゴリー:地域活性化