昨日と今日の2日間、竹富町観光協会で着地型観光推進事業の講習会を開催しています。
今日は、ブログについてのお話しからはじめています。

竹富町観光協会で講座中
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竹富町観光協会で講座中
25 9月
Posted in H22年度アジア青年の家, アジア青年の家, ファシリテーション, 平井雅 on 25.09.10
シリーズ2回目の今回は、3週間のプログラムデザインの大まかな考え方をご紹介します。
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プログラムに先立つ7月17日?19日の2泊3日で16名のチューターを対象とした合宿を開催しました。
日付 |
時間 |
内容 |
7月17日(土) | 15:00?22:00 | アイスブレイク、内閣府から趣旨説明・注意事項、目標・役割の共有、自己紹介、ファシリテーションスキル講座、チームビルディングゲーム |
7月18日(日) | 7:00?22:00 | モーニングアクティビティ、水問題に関する基礎知識講座、英語によるディスカッション演習、チームワークに関する振り返り、グループディスカッション演習 |
7月19日(祝) | 8:30?12:00 | グループディスカッション演習、ビジョンボード作成と発表 |
参加青年の緊張を緩め、少しでも多くの参加者と話すきっかけを作り、他の参加者との情報共有を促しやすい環境作りとして、プレセッション、第1セッションではグループディスカッションの前にアイスブレイクを取り入れました。
グループディスカッションを円滑に、効果的に進めていくにはチームワーク、チームの信頼関係が重要になります。そのため、プログラムの初めに、協働作業のゲームとして「マシュマロチャレンジ」を取り入れ、チーム内の個々人がとった行動を振り返り、個々の役割(リーダー、サポーター等)やチームワークについて考えてもらいました。
第1セッションを終えるプログラムの中盤には、振り返りのための手法(KPTT)を取り入れ、各グループでこれまでに行われたグループディスカッションを振り返り、
今後も維持したいこと(Keep)
問題だと思うこと(Problem)
今後、試したいこと、改善したいこと(Try)
感謝する人、もの、事柄(Thanks)
をグループ全体で話し合い、共有しました。これにより、チームの結束力が強まり、信頼関係がより強固なものとなり、第2セッションで行われたディスカッションと成果構築をさらに効果的なものとすることができました。
※プレセッション、第1セッション、第2セッションのスケジュールはこちらを参照。
プログラム参加前に、参加者に出身国、地域の水問題についてアンケートを提出していただきました。それを元に、グループディスカッションを各国の水問題についての情報共有から始め、水問題に関する共通点、相違点を確認しました。次に、水問題の因果関係、何が問題(結果)と背景(原因)なのかを考えました。
次に、プログラムの中盤の「水問題に関する発表会」では、2030年にありたい地球の姿をビジョンボードとして視覚化し、寸劇を交えた発表を行いました。現状の問題点を把握した上で、いきなり2030年にありたい地球の姿(Vision 2030)を描き、それにむけた行動計画(Action 2020)を考えようという、「バックキャスティング」という手法を活用しました。
第2セッションをはじめるにあたっては、ワールドカフェの手法を用い、各グループの枠を超えて参加青年全員で情報を共有しました。これまでグループ単位でのディスカッションだったため、80人全体の集合的な意識を浮き彫りにすることがねらいでした。
最終成果物の制作は、参加青年全員で役割分担して取り組みました。参加青年を4つのコミッティ(宣言文起案、ビジョンボード制作、バックステージ、パフォーマンス)に分け、本プログラムを通し、学んだ成果を全員が一丸となって最終成果物を完成させることができました。
アジア青年の家の様子がQABのサイトで紹介されています。
このコーナーでは、『アジア青年の家Asian youth Exchange Program in Okinawa』の学習サポート業務をどのようにプログラム設計し、成果を得ることができたのかを5回シリーズでご紹介することで、青少年の人材育成分野におけるファシリテーションの有用性について明らかにしていきたいと思います。
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株式会社カルティベイトは、先日ご紹介したとおり、内閣府主催『アジア青年の家』の学習サポートに関する業務を、沖縄大学、NPO法人万国津梁人財ネットワークとのコンソーシアムで受託させていただきました。
カルティベイトでは、4人のファシリテーターと16人の大学生チューターを率い、ファシリテーションを駆使して3週間の学習サポート業務に取り組みました。
事業の様子は、これまでずっとこの事業を応援してくださっている政策研究大学院大学教授黒川清先生のブログをご参照ください。
◎ 事業の成果
今年で3年目を迎える本事業では、3週間にわたる先進的な講義や有意義なグループディスカッションを経験した80名の参加青年たちが、水環境問題に関する宣言文、ビジョンボード(イラストレーション)、音楽、詩というクリエイティブな成果物を創り上げました。8月23日の成果発表会では、出席者の感動を呼び、関係各方面から高い評価をいただくことができました。
この成功の基礎となったのは、これまでの2ヶ年の事業の経験を踏まえた内閣府の皆さんによる細心のプロジェクト設計があったと思います。今年度から参加させていただいた弊社では、ファシリテーション(協働促進)やグループダイナミクス(集団力学)の理論と手法に基づいた綿密なプログラム設計を行いました。このことにより、参加青年の自主性を引き出しながら積極的な参画を促し、気づきと学びを促進することができたと思います。
沖縄が、地域的特性を活かして3週間のプログラムを受け入れ、内閣府や講師陣、立命館アジア太平洋大学をはじめとする県外の知見の支援をいただきながら、県内人材を積極登用して本事業を成功させることができたことは、沖縄県が「沖縄21世紀ビジョン」を実現するに向けて、非常に意義深いものだと思います。
本事業は、国際協力の拠点としての沖縄の可能性を示すと同時に、本県においてグローバルな人材を輩出するための若年層向けの人材育成プログラムのプロトタイプとなったといえるでしょう。
特に、人材育成の専門家が大学生の学びを支援し、その大学生が高校生の学びを支援するという有効な仕組みを構築できたことはとても重要だと思います。
日本やASEAN諸国を中心としたアジア各国(オーストラリア、ブルネイ、カンボジア、中国、インド、インドネシア、韓国、ラオス、マレーシア、ミャンマー、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、タイ、ヴェトナムの15カ国)の高校生等が、東アジアの中心に位置する沖縄において一堂に会し、3週間の共同生活の中で、優れた科学者や技術を目の当たりにし、ともに世界の水環境問題について議論を進めることにより、我が国の若者のイノベーティブマインドを醸成するとともに、沖縄の将来を担う人材の育成、国際交流拠点としての沖縄の発展に資することを目的とする。
最近、第5回世界のウチナーンチュ大会実行委員会事務局の企画アドバイザーをさせていただいています。
前回のワークショップでは、ウチナーンチュ大会を、沖縄県が世界に向けて地域ブランドを構築していく中でのひとつの手段と捉え、「SWOT分析」及び「第5回世界のウチナーンチュ大会が約束する価値って何」をテーマにブレインストーミングしました。
今日は「第5回大会の目標をMECEに考える」っていうワークショップをしました。たくさんのイベントを実施するにあたり、いくつかの目標を設定するわけですが、ウチナーネットワークの求心力を強めるのか、外向けの広がりを求めるのかといったフレームワークを考慮に入れながら検証しました。
企画アドバイザーというよりは、やっていることは「コンサルタント・ファシリテーター」ですね。第4回大会が大成功だったので、正直プレッシャーを感じています。
またそのうち報告させていただきます。
今年も沖縄でファシリテーション基礎講座が開催されます。
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2010年10月9日(土)「ファシリテーション基礎講座」開催のお知らせ
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特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会が自信を持ってお届けする
公開セミナー「ファシリテーション基礎講座」が、沖縄で開催されます!
これまで沖縄サロンの例会に参加された方の中で、
「ファシリテーションを初歩から体系的に学んでみたい」
「自分も使ってみたいけれど、今ひとつ自身がない」
という皆さんに最適な講座です。
東京では、定員40名が受付後すぐに埋まるほどの人気です。
沖縄では限定20名で、今年度は1度のみの開催予定です。
お申し込みは、下記URLよりお早めにどうぞ!
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◆講座のねらいと特徴
*ファシリテーションの基礎を、講義と演習で初歩から体系的に学べます。
*ビジネス、まちづくり、教育など、幅広いジャンルの方を対象にしています。
*明日からファシリテーションを実践できるようなカリキュラム構成です。
◆プログラム概要
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│0.ファシリテーションとは?
*なぜ話し合いがうまくいかないのか?ファシリテーションとは?
*「プロセス」と「コンテンツ」
*これがファシリテーションだ!…..など
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│1.場のデザインのスキル
*場をデザインする5つの要素
*場の雰囲気づくり
*話し合いの進め方
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│2.対人関係のスキル
*聴くことが安心感、信頼感を与える
*質問の使い分け
*柔らかい自己主張
*ファシリテーション・サイクルを実践する….など
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│3.構造化のスキル
*主張を明確にする
*議論の全体像をつかむ
*議論を書きとめてみよう!
*議論を整理する道具箱….など
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│4.合意形成のスキル
*言葉の奥にあるものを探る
*対立解消のやり方
*忍耐強く話し合う
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│5.明日からやれること
*あなたは明日から何をやる?
*もっと上達したい人のために
◆日時:2010年10月9日(土) 10:00?18:30
◆場所:沖縄産業支援センター3階 303大会議室
◆受講料:会員…15,000円(税込) 非会員…21,000円(税込)
◆定員:20名(先着順)
◆お申し込み:下記のページから早めにどうぞ。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.faj.or.jp/modules/contents/index.php?content_id=1486
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※沖縄セミナーに関するお問い合わせ
https://www.faj.or.jp/modules/contents/index.php?content_id=880
弊社が受託させていただいている、着地型観光推進事業の一環として、座間味村商工会にて講座を開催しました。
当日は、台風接近のあおりを受け、2日間の予定を短縮して1日間で実施しました。
(株)キースエンタープライズの竹内社長にもわざわざご足労いただき、着地型の観光商品造成のコツなどについてお話しいただきました。
今後、座間味のツアーを売って行きたいと思います。
グループディスカッション
アジア各国の中高校生80名が東アジアの中心に位置するここ沖縄で一堂に会し、内閣府主催「アジア青年の家2010」が開催されました。「考えよう?生命(いのち)を支える水」をテーマに3週間(2010年8月5日?23日)の共同生活の中で講義やディスカッションを通し、世界の水と環境問題について学びました。
(株)カルティベイトは、参加青年の学習をサポートするチームを編成し、今年で3年目を迎える本事業のグループディスカッションを企画、運営し、参加青年たちの水環境問題に関しての更なる理解を深めるお手伝いをしました。プログラム設計は、弊社の得意分野とするファシリテーション(協働促進)やグループダイナミクス(集団力学)の理論と手法に基づいたものにし、参加青年の自主性を引き出しながら積極的な参画を促し、気づきと学びを促進させていきました。
議論を進めていく中で、プログラムの中盤までは意見をあまり言えなかった日本人参加青年たちも、講義を受け、海外からの参加者たちからの刺激を受け、イノベーティブマインドを日々醸成しながら、グループディスカッションの回を重ねていき、プログラムが終了するころには立派に意見を言えるまで成長していました。さらに、参加青年たちは最終成果物として、水環境問題に関する宣言文、ビジョンボード(イラストレーション)、音楽、詩というクリエイティブな成果物を創り上げ、成果発表会において出席者の感動を呼び、関係各方面から高い評価を得ることができました。
閉会式 水環境問題に関する宣言文発表
本事業は、国際協力の拠点としての沖縄の可能性を示すと同時に、本県においてグローバルな人材を輩出するための若年層向けの人材育成プログラムのプロトタイプとなりました。青年たちの可能性、夢、決して諦めない心、輝きを感じられた3週間でした。