カルティベイトな日々

会社のスタッフブログです(*^^*)

26 7月

阿波連小学校 出前講座、指導力向上講座実施

Posted in 未分類 on 26.07.14

去る7月3日は渡嘉敷島の阿波連小学校へ行って参りました。
昨年度行われた出前講座にご好評を頂き、今年度も開催させて頂きました。
講師は、NPO法人たのしい教育研究所代表の喜友名一先生です。
そして、今回の出前講座のテーマは、阿波連小学校のリクエストにより、

「夏休みの自由研究につながるもの」でした。

【出前講座】
・自由研究のヒントになる題材紹介
・科学的に考える事をたのしもう
【指導力向上講座】
・楽しく授業するヒント
・たのしい授業を体験してみよう
・ものづくり

最初は出前講座です。
振り子や気球の実験が行われ、児童生徒のみなさんで結果を予想!

実験結果を見る真剣な眼差しや、予想発表や終了後の感想も積極的に手があがっていたので、
この授業にいかに興味をもって、楽しんでもらえているかが伝わってきました。

特に、種(ハムスターのえさとインコのえさ)の授業では、

「冷蔵庫に入れて育てたものと、常温で育てたものの違いが知りたい!」
「水をあげないものと、あげたもの、そしてあげる量の違いも実験してみたい!」
「自由研究でやりたい!」

などの感想が出ていました。

 

お次は指導力向上講座です。
ストローと綿棒を使った、「吹き矢で科学」でした。

これは、ストローで吹き矢を作り、ストローをつなげた長い方のストローと短い方のストローとでは、
どちらが綿棒を遠くまで飛ばせるか?
という実験でした。

先生方と県の担当の方に予想を立てて頂き、いざ実験!

とても盛り上がり、子供に戻ったように楽しんでくださっていました。

長い方のストローを使えば、息に押されている時間が長くなり、加速される時間も長くなる。
力は小さくても、長い時間力を加え続けることで、どんどん加速する事が出来る。
これは、継続することの大切さ「継続は力なり」を科学で教えることが出来る。
ということでした。

授業が終わってから先生方が
「ただ面白いのではなく、その先に学びがある授業を考えているのが凄い」
とおっしゃっていました。

関係者の皆様、ありがとうございました.

 

16 10月

くるりん

Posted in 未分類, 理科コンテンツ on 16.10.13

空気の存在や重力をたのしむ教材。
発砲スチロール板を3㎝ほどの棒状に切り、
丸めた真ん中をホッチキスでとめたもの。
高い位置から落とすと、空気の抵抗を受けながらクルクルと回りながら、
ゆっくりと落ちてくる。
子どもたちがイロイロ工夫しながら作って楽しめるものである。

11 3月

新川川と石垣の海のヒミツとは??

Posted in 沖縄県公衆衛生協会, 未分類 on 11.03.13

石垣島での深まりキャラバン第一弾が先日新川小学校で行われました♪

今回は6年理科の「人と環境」の単元の中で授業を実施しました!
講師に海洋生物の調査やサンゴの植え付けなどをされている(有)海游の吉田さんに来ていただきました。

今回のテーマは「新川川と石垣の海のヒミツを学ぼう!!」
まず1時間目は”新川川のヒミツ”についてです。

みんな真剣に石垣にある新川川と名蔵川の川筋をトレース。
さて、2つの川から何か見えてきたかな??
実は・・・新川川は自然の川ではなく生活排水を流すための人工の川なのです!
私たちが普段流している生活排水がどうなっているのか
CODパックテスト(簡易水質検査)を使って水道水と新川川の水を比べてみました!
新川川の水は生活排水が流れ込んでいることで、かなり汚れていることがわかりました。
実はこれが石垣のきれいな海にながれているんだって・・・

ということで、2時間目は新川川の水が流れ込んでいる先の海
”石垣の海のヒミツ”の学習です。
海藻、海草(今回の授業ではそれぞれ「かいそう」と「うみくさ」と呼んでいました)の観察・スケッチを通して
海の中での海藻、海草の役割や生活排水が海に及ぼす影響などを学習しました。
子どもたちに海藻、海草に愛着を持ってもらおうと
「海藻、海草に好きな名前をつけていいよ」と吉田さん。
「アフロ君」や「みどりちゃん」など思いおもいに名前を付ける子どもたち

観察してくれた海藻、海草は海ではとても重要な役割を果たしているということを吉田さんが話してくださいました。
”海のゆりかご”として魚が卵を産んだり、稚魚が育つ場所になっていたり、
”海のおそうじ屋”として赤土が海に流れ込んできたときに吸収するフィルターの役割などになっています。

それでは、生活排水が海に流れ込むことで海藻、海草はどうなるのでしょうか・・・
「海藻、海草が死んじゃう」と答えた子どもたちが多かったのですが、
実は・・・
生活排水には海藻、海草にとって栄養分となるものが多く含まれており、
これによって異常繁殖する恐れがあるのです。
講師の「海藻、海草が増える」という言葉にみんな驚きでした!

では、海藻、海草が増えるから海にとってはいいことでは??と思いますが、
異常繁殖することで海藻、海草が大量死し、分解される前に腐ってしまうことで
結果、海を汚すことになるそうです。

なにごとにもバランスが大切
そのバランスを崩さないためには私たちに何ができるだろうか??
というところで講師の吉田さんの授業は終了です。

「今すぐ答えをださなくていいので、このことを頭のどこかで覚えていて大きくなったときに一人ひとりが行動できるようになって欲しい」
と吉田さん。
この授業をきっかけに将来沖縄の環境について取り組む人が新川小学校から出てくれると素敵ですね!

今回は講師の話あり
実験、観察あり
そして、一人ひとりが自分たちの地域のことについて考える
良い授業になったと思います。

協力してくださった(有)海游さん、新川小学校のみなさん、ありがとうございました(*^^*)

tags:

05 3月

宮古島でイベントが開かれました♪

Posted in カルティベイト日記, 未分類 on 05.03.13

1月12日(土)に宮古島にて
サイエンスキャラバンのビッグイベントが開かれました!

私たちサイエンスキャラバンコンソーシアムからは
たのしい教育研究所から4ブース
公衆衛生協会から2ブースを出展。

その他 、大学院大学や高専を含む9団体が一緒になって
理科を使ったたのしい催し物を開催しました。

イベントのチラシと口コミだけで、
なんと800人もの人が集まり、
会場は大盛況でした\(^o^)/
ご来場のみなさん、ありがとうございました!

その中で、
一日中遊んでいくれた
とある4人の小学生がいました。
いろんなところで遊んできては、
公民館入口の受付に戻ってきて
自分たちがGETしてきたものを見せてくれます。

かわいい四人の小学生のうち
私が最も印象に残っている
ひとりの男の子について話をさせてください。

彼ら4人は
なんせ一日中 公民館にいるものですから、
今何処にいるのか、何時に帰るのかを伝えるために
代わりばんこで公衆電話を使っていました。

他の子はご両親への電話が終わる中、
とある男の子の家はなかなか電話が繋がりません。
その後も時間をおいて2~3回かけていました。

「お母さんいなかった?」と聞くと
「たぶん寝てるんだと思う」と言います。

お仕事で夜遅くに帰ってきたから、
自分が起きた時も寝ていた。
だから今日も朝ごはんが食べれなかった、と。

それだけ言ったところで、
また友達に呼ばれて遊びに行きました。

また、次に電話をしに戻ってきた時には
こんな話をしていました。
夏休みに◯◯◯キャンプがあって、
自分も行きたい。

でも、お兄ちゃんに絶対無理だよって言われた、と。

「お母さんに聞いてみた?」
と聞くと、

ううん。と首を横に振ります。
たぶんダメって言うから、って。

私はそれ以上話を聞いていないので
その子の家庭の事情はわかりません。

だけど、なんとなく、
その男の子の様子が気になりました。

その子は、
理科のおもちゃの話をしているときは
とっても嬉しそうで、
新しいものを見ると「すっごーーーい!!」と言って
目をまん丸くさせます。

だけど、お母さんの話になったときには
うつむいて
静になるのです。

その子のおうちは、
もしかしたら生活に困っているかもしれないし
もしかしたらただの思い過ごしかもしれない。

しかし、私はこのときのことを通して
公の予算を使った事業の意義を再確認しました。

「どの地域に生まれた子も、

どんな環境で育っている子も、

平等に恩恵を受けられるように。」

いろんな状況の子どもたちがいる中で、
こちらの都合でふるいにかけてしまうことなく、
宮古島に行ったら宮古島のこどもたち全員が、
他の島に行ったらその島に住む子どもたち全員が
平等に体験できる権利をもっている。

事業予算でやっている以上、
そのことを忘れずにいたいと思いましたし、
事業が終わっても
その地域で同じような理科の授業やイベントができるような仕組みを
作って行きたいと思いました。

私自身ができることは微々たるものなんですけど、
サイエンスキャラバンのコンソーシアムは
中枢メンバーがそういう意識を持って取り組んでいる
素敵な人達による素敵な事業です。

これは、さきほどの男の子が
「お母さんにプレゼントするっ!!」
と張り切って見せてくれたものと同じもの。
ビー玉に熱を加えて中にヒビを入れてつくった
キラキラビー玉の指輪です。

来年のイベントでもまた、
彼に会えるかなと
今から楽しみです(*^^*)

P.S.
公民館の入り口でうろうろして
なかなか入ろうとしない3人の男の子たち。
(さっきの男の子たちより年上みたい)

しばらくして近寄ってきて、
口を開いて第一声

「入るのにお金かかりますか?」

来年は大きく 入場無料! 
と書いた看板があったほうがいいかも(^皿^)

 

09 1月

2013年 あけましておめでとうございます

Posted in カルティベイト日記, 未分類 on 09.01.13


新年、あけましておめでとうございます(*^-^*)

サイエンスキャラバンがスタートしてからはや5ヶ月。

あっというまでした!!

最初は「また負担が増えるのかしら・・・」

と心配そうな顔をされていた学校の先生や教育委員会の方々も、

何度かご説明させていただいたり、

実際に授業を見ていただいたりしている内に

「こんなことできる!?」

「あんなこともしてみたい!」

とリクエストまでしていただけるようになりました(^^♪

2013年もたのしく授業をしながら、

島の人が自分たちの力で同じようにたのしい授業をセッティングできるよう

お手伝いさせて頂きます♪

今年もよろしくお願い致します!!

サイエンスキャラバンスタッフ一同

15 11月

それぞれの強み

Posted in カルティベイト日記, 未分類 on 15.11.12

サイキャラ(沖縄サイエンスキャラバン構築事業)がスタートして、はや3ヶ月。

お陰様で、たくさんの島々で授業が予定されています。

今日もう1つ、授業が決まりました!

場所は粟国島。

実は、粟国島で授業をするために調整に入ったのは、昨日のお昼から。

カルティベイトの開社長と若手スタッフで粟国村へ入りました。

しかし、開社長が滞在できるのは、午後12時半~3時半までの4時間のみ。

え?そんな短い時間しかいないの!?と

社員の私もびっくり。

もちろんこれは、

日頃から粟国の教育長や課長と、

親しくさせていただいているから出来ることです。

まずは教育委員会へごあいさつ&事業説明からスタート。

教育長と課長にご同席いただき、

ご説明させていただきました。


写真は「公衆衛生協会」と

「たのしい教育研究所」の説明をしている場面。

※サイキャラは、

・公衆衛生協会
・たのしい教育研究所
・カルティベイト

以上の3社でタッグを組んで
科学の楽しさを離島の子どもたちに伝えるために、動いております^^

「これはすぐに学校で説明してほしい!」

教育長はその場で

粟国小中学校の校長先生にお電話してくださりました。

数十分後には学校で

校長先生、教頭先生、小中学校の先生を交えて

説明会に入りました。

学校側も、教育委員会側も、

1時間ほどの説明で「ぜひ、やりたい!」と言ってくださり

その日のうちに

日程調整まで済んでしまいました。

は、はやい(笑)

今年度中にまわる12の島のうち、

8島くらいが

すでに、このように進んでいます♪

たとえば・・・

南大東島で たのしい宇宙授業
 
伊平屋島で 答えを持たない問いかけ

「科学の道に進もうという決意ができました」宮古島

tags:

15 11月

鹿児島研修

Posted in 沖縄県公衆衛生協会, 未分類 on 15.11.12

地域素材を活かしたプログラム作りのワークショップに参加するため、鹿児島に行ってきました!!

今回の研修は鹿児島市内にある、かごしま環境未来館で行われました。
かごしま環境未来館は環境問題について楽しく学び、環境に配慮した生活や行動ができるよう、参加体験型の環境学習講座やエコクッキング教室などの実施をしています。

今回の研修はかごしま環境未来館のスタッフ研修で、私たちは特別に参加させていただきました!!
講師をしてくださった方は金田裕子さん、松原雅裕さん。
地域の素材で学びの場を作るためにプログラム作りやワークショップなどの活動をされています。
今回の研修内容は
・作成したプログラムを客観的に観察し、改善点を探る
・プログラムを周知するためのチラシづくり
・相手にどう伝えるか
などなど、私たちが現在進めている深まりキャラバンとリンクすることが多くある内容でした。

1日目~2日目の午前中 にかけては環境未来館の方々が昨年と一昨年前に作成したプログラムを改善し、さらに良いものにする作業です。
客観的にモノを作るって意外と難しい…
どうすればプログラムを円滑に進めることができるのか…
スタッフ、そして私たちメンバー一同真剣に意見交換をして、改善点を見つけていきました♪

2日目午後
プログラムの改善が一通り終わったところで今度はプログラムを周知するためのチラシづくり。
ここでのキーワードは『どう伝えるか』です。
実際に雑誌を見ながら、誰をターゲットにしているのか、何を訴えているのか、配色にどのような工夫があるのかなど意見を出し合いました。

3日目
最終日はプログラムを紹介するときに、相手にどう伝えるか各グループごとの意見を出し合いました。
前日に学んだことを活かして、
ターゲットはどうするか、何をメインに伝えるのかなどなど、各グループの意見を聞くことができました。

午後からはやねだん”と呼ばれている鹿屋市柳谷町へ
過疎化、高齢化が進む村で、15年前から「行政に頼らないまちおこし」の中心として活動をされている豊重さんのお話を伺ってきました♪
組織をどう作り、どう動かすか、自主財源をどこから引き出すか、そして、どう還元するかの大切さ。
子どもたちをどう巻き込んでいくかというお話を伺いました。

4日目
最終日は姶良市にあるくすの木自然館へ
霧島錦江湾国立公園の敷地に重富干潟小さな博物館があり、干潟に住む生き物の説明がいっぱい!!
干潟の保全から始まった活動が子どもたち、地域の人たちを巻き込んで広がり
以前は荒れていた海岸も今ではきれいになり、人が集まるようになったそうです。

今回の研修を通して学んだことをサイエンスキャラバン事業に活用できるようにしたいと思います!

tags:

12 11月

島素材発掘in与那国島

Posted in 沖縄県公衆衛生協会, 未分類 on 12.11.12

島の素材を使って子どもたちがサイエンスに触れ合えるように
素材発掘に今度は与那国島へ行ってきました!!!
今回は主に島素材調査ということで島内視察を主に行いました。

まずは陶芸家さんにお話を伺ってきました。
こちらの陶芸家さんは地域の学校に入り、陶芸教室をされているそうです。
さらにその中にサイエンス的な視点を入れて、粘土や油薬の種類によって仕上がりに違いがでるので、そのことについて説明ができるのではないかとお話させていただきました。
陶芸家さんからも「本来焼き物は科学的なもの」とおっしゃっていたので、面白い授業ができるのではと感じました!

その次は崎元酒造さんへ

崎元酒造さんでも生徒対象に工場見学の受け入れをされているそうです。
お酒の発酵の部分でも理科の授業に取り入れられるのでは?!
ということで、日程を調整しつつお話を進めていけたらと思っているところです。

また、与那国中学校で行われた伝統芸能発表会に行って、子どもたちの輝く姿を見てきました。
与那国中では、中学卒業後島を離れる子どもたちに、島のことを知ってもらいたいと、
踊り、方言、棒術、与那国織のグループに分かれそれぞれ活動を行っています。
またそこから、与那国織の過程にある”染め”の部分でも理科の授業につなげられるのでは?!とヒントをいただきました。

その他にも与那国には島の素材がたくさんありました!!
ヨナグニサン(アヤミハビル)という蛾もその一つです。
ヨナグニサンとは世界最大の蛾で、日本には八重山諸島にのみに生息しています。
絶滅危惧種に指定され、数を増やすための取り組みが行われています。
また、地域の小学生を対象に観察会などの体験学習も行われています。
こちらは、生物の単元の中で何かできないかなと思っています。

同じ生物の単元としては、与那国馬もあります!!
与那国馬は日本在来馬で、サラブレッドに比べるととても小柄な馬です。
地域の小学校では乗馬の活動があり、運動会のプログラムで乗馬が披露されるようです!!
馬についてもサイエンス的な視点(例えば人間と動物の体の仕組みの違い)で授業ができるのでは?!

今回与那国島を回って感じたのは、
島内の素材が多くあることです!!
そこにサイエンス的視点から授業を作っていくということで、
私たちもどのように理科の授業に島の素材を活かすことができるか、研究しなければ!!

今回ご協力くださった皆様、ありがとうございました(^^*)

tags:

26 10月

島素材発掘in石垣島

Posted in 沖縄県公衆衛生協会, 未分類 on 26.10.12

島の素材を使って子どもたちがサイエンスに触れ合えるように
素材発掘に石垣島へ行ってきました!!!

1日目
地元の情報雑誌”やいま”を出版している南山舎さんへ
「八重山応援団」として、八重山の人物や文化、イベント、お店など八重山の情報が満載♪
南山舎さんなら地元八重山の人々、お店の情報が得られるかも?!ということでお伺いし、情報収集してきました。
そしてわたくしごとですが、逆取材を受けることに!!
急なことで焦りましたが、これもいい思い出になりました(*^^*)

続いては石垣第二中学校へ
理科担当の先生にお話しを伺ってきました。

新指導要領で新しい単元が入ってきており、先生方もどのように授業を進めていけばよいか頭を悩ませているとのこと。
新たに入ってきた単元を中心に、各分野でお仕事されている方にどのような授業をお願いできるのか、
その後、先生方対象の研修会が持てるかどうか、ということについて意見を出し合ってきました。

1日目最後は地域活性化のために活動をしている方々にお会いしてきました。
お仕事の傍ら、まちづくり会議やファシリテーター養成講座に参加されているようで、
島の子どもたちにもっと島のことを知ってほしい!!
という想いを伺い、熱く語ってきました。

2日目
沖縄電力さんへ行ってまいりました。
今回お話を伺って初めて知ったのですが、
与那国と波照間にはそれぞれ発電所があるそうです!
その他の離島には海底ケーブルを利用して電力を送っているとのこと。
これは離島ならではですよね。
『このことを授業の中でお話いただけると面白いかも!!』と考えながらお話を聞いていました。
また、最近ではエネルギー問題が世界的問題にも発展しており、
そのことについて話を広げてもまた面白い授業が作れるのでは?!と思っているところです。

そして続いては石垣市、竹富町の校長会へ事業説明をしに行ってまいりました!
多くの校長先生方がいる中、緊張しながら深まりキャラバン事業の説明をしてまいりました。

その後は、まつをレディースクリニックさんへ
今回お会いした助産師さんはNPO法人を立ち上げ、活動の一環として中学校、高校で思春期教室等を開き
「生きるための性」や「自己決定の重要性」について講話をされているそうです。

すでに学校に出向いているということですが、
今回サイエンスという視点から新たに授業が作れるかどうかお話してきました。

2日目最後は、電化製品を扱っているライフページすながわさんへ
小学校、中学校それぞれで”電流”についての単元があるので、その中でご協力いただけないかお話を伺いました。
話を進めていく中で、仕事としていることをどのような形で授業に落とせるのか、
どのような内容だと子どもたちの興味を引くことができるのか…
様々な意見が飛び交っていました。

3日目
最終日の午前中は石垣の塩さんへ
石垣の塩さんでは「海水から塩を取り出そう!」ということで主に観光客の方を対象に『塩づくり体験』をされているそうです。
七輪を使って、木炭で熱を加え、撹拌すること1時間…少しですが塩を取り出すことができるそうです!
これを授業の中でやってみても面白いかも!!
また、同じ”塩”でも製法が違うと味も違うことを実感!!
製法が異なることで塩に入っているミネラルやナトリウムの濃度が違い、それが味に左右しているとのこと。

説明をお聞きしながら、塩の味比べや塩をつける前のお野菜の味とつけた後のお野菜の味比べなども面白いかも?!と想像を膨らませていました。

石垣島最後は海のもの山のものさんへ
島胡椒といわれるヒパーチや島唐辛子を使った香辛料、ハーブなどを扱っております。
シークヮーサーを使ってジャムに使う果物の色を鮮やかにすることや、
道端に生えている草花や実も食べられるものがたくさんあるなど興味深いお話を聞かせていただきました。

この3日間たくさんの方とお会いし、お話を伺った中で、
すでに地域のいくつかの学校とつながり、授業を実践されていることがわかりました。
しかし、今回はサイエンスということで、理科的視点から新たな形として授業を作っていければなと感じました。
今回ご協力くださった皆様、ありがとうございました(^^*)

 

 

 

 

 

 

 

 

tags:

24 10月

宮古島へ(partⅡ)

Posted in 沖縄県公衆衛生協会, 未分類 on 24.10.12

台風21号の影響で出発が危ぶまれましたが、再び10月18日、19日に宮古島のNPO、学校、関係機関へ「離島プロジェクト」の説明に行って来ました。

1日目

まず最初は宮古島環境協会の方と池間島のNPO法人いけま福祉センターさんへ。           今年は台風が多く、高校生の民泊受け入れの予定も延期となり、そのような対応で忙しい中での訪問となりました。池間島のみなさんは、総合学習や地域活動で、学校現場とこれまで様々な連携を行っています。「サイエンスキャラバン事業離島プロジェクト」とも一緒に地元の素材を生かした地元サイエンスやシマのサイエンスを作っていくことを話し合いました。まずは第一歩です。

ここでちょっとブレイク!!

NHKの朝の連ドラのオープニングで使われている浜です。 潮が満ちていて分かりにくいですが型に岩がくり抜かれています。

http://www1.nhk.or.jp/juntoai/

 

 

 

 

 

 

 

午後最初の訪問先は、宮古青年会議所です。事業の趣旨説明をし、ご協力をお願いしました。「宮古島エコフェスタ2012」の準備でお忙しい中、熱心に話を聞いていただき、とても関心を持たれたようです。これから宮古島市内の企業のみなさんと一緒にサイエンスプログラムを作っていけたらと思います。

次の訪問までに、時間があったので翌日に予定していた1月12日のイベント会場である「宮古島市中央公民館」を見学しました。メインの大ホールは800名収容することが出来るため、10くらいのコーナーに区切って出展できそうです。

本日最後の訪問先は、宮古教育事務所です。理科担当の指導主事の方とお会いしました。主旨説明のあと、私たちがこれまで作ってきた企業など民間の方々のノウハウやスキルを活かした理科授業プログラムについてもお話しさせていただきました。そこで、同様に宮古島でもこのようなプログラムを作っていきたいという私たちの考えを説明させていただきました。指導主事の方からは、授業プログラムに関して丁寧に作られていますねと言ってくださいました。そして宮古島市では生活につながる、実践につながる・学び学習意欲の向上をはかるためのキャリア教育を推進しようとしてるので、この事業と「離島プロジェクト」との連携ができるのではと嬉しいお話をいただきました。このような取り組みを確かなものとするためには、学校と地域を結ぶコーディネーターの役割がとても重要になる。しかし、そのような人材をどうやって確保するかが今後の課題という現状認識も共有していることを確認しました。でも、多彩な人材がそろっている宮古島だったらきっと大丈夫でしょう。

2日目

最初の訪問先は、福嶺中学校の校長先生に面会し、離島プロジェクトの趣旨説明を行いました。また、福嶺中学校では総合学習の時間で取り組んでいる「桃源郷(ユートピア)プロジェクト」があるそうです。「福嶺をもっとよく知ろうよ、足元を掘ろうよ」を合言葉に、先生方全員で作られているそうです。地域の言葉を学び、地域に貢献された人々について知り、地域の自然や産業・文化について学ぶ、とても充実した内容に本当に驚きました。校長先生からは「桃源郷(ユートピア)プロジェクト」をもっと充実させるために「離島プロジェクト」との連携を考えたいと嬉しいお言葉をいただきました。帰る際には理科の先生にもご挨拶ができました。次回訪問時は、先生方と具体的な取り組みについてお話ができればと思います。

次の訪問先は、宮古島市教育委員会生涯学習課です。
小学校で実施している「放課後子ども教室事業」の担当の方と、子ども教室コーディネーター6名が集まってくださいました。
子供教室は学年、利用時間も異なるため、みなさん、いろいろ工夫されていることに頭が下がりました。「離島プロジェクト」で作っていく科学プログラムも、放課後子ども教室のメニューで活用できるように考えたいと思います。子ども教室コーディネーターのみなさん、よろしくお願いします。

 

12時はとっくに過ぎていますがお昼抜きで市役所企画政策部へ。
企画調整課地域振興係の調整官の方に主旨説明を行いました。こちらの地域づくり担う「エリアコーディネーター」のお話をうかがいました。エリアコーディネーターのみなさんと連携して科学プログラムを作っていく可能性についてなどいろいろ助言をいただきました。地域づくりの立ち位置で、「離島プロジェクト」を見るといろいろ面白い気付きが生まれてきます。このプロジェクトで学校を通して地域のみなさんとの連携ができればと思いました。

 

今回最後の訪問先は、株式会社新生建設コンサルタントさんです。地質・地形の専門家です。                           宮古島は石灰岩から出来ている島です。この島の成り立ちを知り学ぶプログラムは、シマのサイエンスの重要なポイントです。そのためにも「離島プロジェクト」のプログラムに、この分野の専門の方が参加していただくことが必要になります。プロジェクト内容の説明を行い、いろいろ意見交換させていただきました。そして、このプロジェクトへのご協力を快諾していただきました。ありがとうございます。また、宮古島で見られる「大野越粘土層」は石灰岩からではなく大陸から風によって運ばれてきたものが堆積してできたことなど興味深いお話しでした。プログラムを考えるうえでの大切なヒントです。

 

いうことで、今回の業務は終了です。レンタカーのガソリンを満タンにして、16時過ぎ売店でお弁当(ちょっと侘しい)。しかし、実りある出張でした。ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

 

 

 

tags: