沖縄離島体験交流促進事業では、派遣の2週間ほど前に子どもたちにオリエンテーションを行っています。
子どもたちはファシリテーターと一緒に、派遣離島の概要や、実施するプログラムの内容、島でのルールなどを確認します。
〇〇島クイズ!という形で、
派遣離島の島の面積や人口、どこにあるのか、などを質問すると、我先にと手を挙げる子どもたちがたくさん!!
中には「面積は2.83平方キロメートル!」とピッタリ答える子もいます。しっかり勉強しているんだなぁと、見ているこちらがびっくりするほど。
でも意外にわからないのが、ぐいーーーんとズームアウトしたときの、島の位置。
沖縄県だけが載っている地図だと、結構わかる子たちもいるんですが、日本列島や海外が入ってくるととたんに正解率が下がります。
これだと、台湾を沖縄だと思う子もいます(笑)
これまで離島の事を考えていなかった子たちが、離島体験に参加すると決まった瞬間に、積極的に島の情報を集め始めます。
2週間前にもなると、頭は自分が行く島のことでいっぱいになり、ソワソワしだすとか(笑)先生からよく聞く話です。
そうやって、離島のことが気になったり、好きになったりするのは嬉しいですね。
今日も、座間味島と伊良部島に子どもたちが行っています!
沖縄はまだ夏の真っただ中。日焼けした子どもたちの笑顔の写真を見るのが楽しみです。
離島体験交流促進事業に参加して5年目の渡嘉敷島。
ダイビングの聖地で、リピーターの個人旅行客が多く、高校生の修学旅行でも人気の島ですが、本事業を通して新たな取り組みにも挑戦しています。
国立の施設である「青少年の交流の家」と、地元事業者が加盟する渡嘉敷村商工会がコラボし、一緒に子どもたちを受け入れる体制が生まれました。両者の強みを活かして新たな価値を作り、多様なプログラムが生まれ、幅広いお客さんに選ばれることで、渡嘉敷島の観光振興・地域活性化につながると考えています。
これまで、一緒にプロジェクトを行うことはほとんどなかった交流の家と商工会なので、今はお互いのメリットになる形、やりやすい形などを模索している最中です。
渡嘉敷島は人口約750人の島で、コミュニティとしては小さい規模ですが、交流の家の施設は集落とは離れた山の上にあります。
施設の利用者はフェリーを降りたら専用のバスで施設へ直行、集落の中に行くことはほとんどないそうです。
地元の人たちも、島の行事などのときにしか交流の家の職員の方々と話をすることはないとか。
そういう意味では、交流の家と商工会がタッグを組むことは「ありえなかった」ことかもしれません。
本事業ができるのは「きっかけづくり」だけですが、年に1回でもそれを繰り返していくことで、「これぞ!」という連携の形ができて、お客さんに喜ばれ、選ばれる島になり、島の人たちの喜びが大きく広がっていくといいなと考えています。
今日の舞台は南大東島。
島の魅力再発見推進事業の事業説明です。
まずは教育委員会へ。
沖山教育長に島の魅力再発見推進事業のご説明をしました。
南大東島、伊是名島、西表島、与那国島の4島から、
小学校5年生が沖縄本島に集合し、
一緒に伊良部島に行きます。
逞しい子どもたちを育てることを目指して、
伊良部島では農漁業体験や民泊体験を行います。
午後は沖山教育長と教育委員会の宮城さんと一緒に
南大東小中学校へ。
4月から赴任されている砂川校長先生へのご挨拶と事業説明です。
離島の子どもたちは海や山で元気に遊んでいるイメージですが、
スマートフォンやDSなどは、島の子たちも大好き。
「こぼれWifi」を探して島中を歩き回っているとも聞きます。
意外なことに、
離島の子どもたちもほとんど外で遊んでいなくて、
「生きる力」があまり育っていないことが多いようです。
家事手伝いから、さとうきび刈りから、
島の子どもたちはなんでもできそうなイメージですが、
それも昔の話になりつつあるようです。
でも明らかに違うのは、
小さな離島の子どもたちは、15歳で中学を卒業するとともに、
島を離れ、都市部の大きな高校へ進学すること。
島を出る時までに、
逞しく、目標を追いかけて、キラキラする子どもたちになったら、
学校生活も、その後の進路も、就職も、より充実したものになると思います。
今月のコーラルウェイに載っている、南大東村役場の川満さんのように、
頼もしくてかっこいい子どもたちになってほしい!
島の魅力再発見推進事業では、
そのお手伝い&きっかけづくりができたらと思います。
沖縄離島体験交流促進事業では、
今年から「派遣学校向けオリエンテーション」を始めました。
これまでは、旅行会社(ロジ)と、
ファシリテーターのコンビが学校をまわって事業説明をしていました。
そこで、児童たちのアレルギーや持ち物についてなど、個々の質問にお答えしていきます。
ですが、未経験の行事に対して、先生方の頭は「???」だらけ。
- 修学旅行とは違うってどういうこと?
- 添乗員とファシリテーターがいる。教員側は何をすればいいの?
- 事前学習や振り返りのまとめ、他の学校はどうやっているの?
等、いろいろ質問が出てくるのですが、
それが全体で共有される場がありませんでした。
先生方、特に初めて本事業に参加される先生は、
いろんな疑問や不安でいっぱいのはず。
だったら、時間を割いてもらって、
みんなで疑問を解決できるような場をつくろう!ということで、
地域離島課とも相談をしながら、派遣学校向けオリエンテーションをすることになりました。
ゲストスピーカーは参加校の校長先生
初めてのオリエンは5月7日。
中南部の学校を対象に実施。
私たちが事業説明をするとともに、
離島体験交流促進事業を学校現場で有効に活用されている
2校の校長先生にもお越しいただきました。
学校の先生方約40名、
沖縄県から地域離島課の課長以下3名、
県の教育委員会からは2名、
事業を受託している私たち共同企業体から約10名
関係者が全員で
どうやって地域振興しながら子どもたちの学習効果を高めるか?
について考える機会になりました。
結果は上々。
担当の添乗員と学校の先生が顔合わせすることもできたので、
その後の準備がスムーズに進んだという声が上がっていました。
7月には、北部地域の学校向けに
オリエンテーションを予定しています(*^^*)
離島体験交流促進事業がスタートして5年がたちました。
島々でも、本島内の学校でも、
事業の認知度が高まってきています。
人気の上昇とともに派遣学校は抽選になり、参加できるのは応募校のうち6~7割になりました。
人気度が高まるにつれ出てきたリクエストが、
「離島の子どもたちのための事業はないの?」という声。
市町村単位でキャリア教育や交流事業があり、本島や県外に出て体験している離島の学校もあります。粟国村や南大東村は、弊社でも東京や那覇での職場体験をコーディネートさせていただいていました。
けれど、陸路で高校に行けない23島の離島のうち、そういう機会に恵まれていない小学校があるのも事実。
沖縄県の地域離島課も、「離島の声にこたえたい!」と思ったようで、今年から離島から離島へ子どもたちが派遣される事業が生まれました。
その名も「島の魅力再発見推進事業」
今年は、那覇からもっとも離れている離島のうち、与那国島、伊是名島、南大東島から小5年生が集合し、伊良部島で農漁業や民泊体験をします(*^^*)
実施は12月!
弊社としても初めて取り組みなので、打ち合わせを重ねながら、事業のイメージ作りをしています。
どんな体験になるか、わくわくです♪
平成27年度が始まりました!
Facebookには、新卒社会人の人たちの投稿がたくさん流れてきます(*’▽’)こちらまで新鮮な気持ちになりますね♪
カルティベイトでは、
さっそく新しい事業に向けての準備が始まっています。
毎日いろんなミーティングを通して、やりたいことがいっぱいでてきます!
1年単位のプロジェクトが多いということは、
毎年新たな気持ちで仕事に取り組めるのがいいところだなぁと思います。
今年度は新しい種類の仕事が増える予定なので、
カルティベイトスタッフも心機一転、がんばります(*^▽^*)
カルティベイトさんにインターンシップをやらせてもらえて一番嬉しかったのは、会社の皆さんの人の良さです。緊張していましたが社員の皆さんがとても優しくて、親切にいろんなことを教えてもらえたので充実した3日間になりました。
2日目には初めて津堅島に行きました。どうしたら島を活性化できるのかを自分なりに考える良い機会にもなりました。あと、島がにんじん一色でおもしろかったです。
今回のインターンシップを通して自分が沖縄について全然知らないんだなと実感したのでもっと故郷のことを知りたいと思いました。また、コンサルタントという仕事に興味があったので自分の将来のことをしっかり考える良い機会になりました。
3日間本当にありがとうございました!
那覇国際高校1年生 崎間 千賀子