カルティベイトな日々

会社のスタッフブログです(*^^*)

20 9月

【座間味島】島人まるごと交流体験!平和学習

Posted in 02.平成24年度実施, 座間味島 on 20.09.12

7月5日(木)午後

沖縄離島体験交流促進事業は、
子どもたちの離島への理解や学びを深めるだけでなく、
離島側の修学旅行/教育旅行の受け入れ体制整備を目指しています。

そのひとつとして、今回座間味島で始まったのが島人まるごと交流体験。
子どもたちが3チームに分かれ、
それぞれ座間味島の自然と共に生きる大人3人と一緒に、
島の歴史や生業を学ぶ体験プログラムです。

今回この体験プログラムを担当した島の大人3人はこちらの方々。
・宮平清志さん(島の漁業)
・宮里順二さん(島の歴史と風土)
・大坪弘和さん(島の自然)

座間味島の皆さんにとっても、子どもたちにとっても、初めての体験。
私は宮里順二さんチームに合流してきました!!

島の歴史と風土を学ぶ順二さんチームがまず向かったのは、
琉球新報通信員でもある、宮里芳和座間味区長さんのところ。
座間味島が経験した戦争についてお話を聞きました。

島にたくさんいたケラマジカが、いなくなった理由。
小学校の庭に、たくさんのお骨が埋められた理由。
ついこの間まで普通に暮らしていた人が、自殺してしまった理由。

まるで戦で亡くなった方々が語っているかのように、話す宮里さん。
それに応えるかのように、懸命にメモをとり宮里さんの話に聞き入る子どもたち。
7月の座間味島といえば夏真っ盛りのはずなのに、
クーラーがいらないくらい室内が冷え込んだように感じました。

いつもおしゃべりな子どもたちもシンと静まり返ったまま、
集落や高月山を散策しながら平和の礎へ。

そっと平和の礎の前で、手を合わせました。
宮里さんが繰り返し言うのは、この問いかけ。

「平和とは何か、あなたなりの答えを考えてください」

その答えを宮里さんが言うわけでもなく問いかけながら、
ただ過去にこの島で起きたことを話し、現場を歩くのです。
その経験をきっかけに考えること、行動することは、子どもたち次第。
大人に与えられるわけではなく、
ひとりひとりが自ら考えて考えて答えを出したことこそ、
きっと子どもたちの今後へ真につながる学びとなるのかもしれません。

体験後に、子どもたちが自分たちの言葉でまとめた「平和新聞」です。

透き通るような海で見つけた大量の薬きょうもそう、
子どもたちは、島で、平和について考えさせられるたくさんの「種」に出会いました。

そうした「種」は子どもたちが住む今帰仁村にもたくさん落ちているはずですが、
それについてゆっくりじっくり考える機会が無いこともしばしば。

そんななか今回の平和学習は、
島に来て発見した「種」が根を張り、
地元にある「種」も巻き込みながら大きく大きく育っていく―
そんな期待が持てる、今後につながる学習でした。

島の歴史や風土について学ぶ体験をコーディネートしてくださった順二さん。
実りある体験学習を考えてくださり、ありがとうございました(*^^*)

1.天底小学校が出発
2.民宿での決まり事
3.小学校との交流会
4.サバニ体験
5.民宿でのお父さんとお母さんのお手伝い
6.アゲナシク島
.平和学習

19 9月

【座間味島】アゲナシク島

Posted in 02.平成24年度実施, 座間味島 on 19.09.12

民宿先のお掃除が終わったあと、宿のタカシさんが無人島(アゲナシク島)へ連れて行ってくださいました!
家業体験中なので、もちろん「島のお掃除」をしにいきます(ノ´∀`*)

ケラマ諸島の海のこの美しさ!
生徒たちも大喜びでさわいでいました^^
さっそく、タカシさんに連れられて島を歩いてみます。
地理的にゴミはほとんど漂流していない島でしたが、私たちが想像していなかったものがたくさん見つかりました。

波打ち際に点々と見える黒い粒。
パッと見チョコレート菓子のように見えましたが、実は
戦争時代から残っている火薬です。
終戦から65年以上もたっているのに、まだたくさん残っていました。
拾っても拾ってもなくならない黒い点々。
びっくりする子どもたちの横で、人一倍驚いていたのは引率スタッフの方でした。

この海を眺めている限りでは想像もできませんが、座間味島は戦争の被害が大きかった島でもあります。
今回の座間味島での離島体験は、平和学習も行いました。
そのときの様子は、火薬に敏感に反応した引率スタッフの知恵さんが綴ってくれる予定です。

28 8月

【座間味島】民宿でのお父さんとお母さんのお手伝い

Posted in 02.平成24年度実施, 座間味島レポート, 座間味島 on 28.08.12

沖縄離島体験促進事業 in 座間味もあっというまに2日目のプログラムへ。

いや~~~子供たち元気すぎてびっくりでした!

朝5時頃から起きて

向かいの民宿に泊まっている生徒たちとベランダ越しに会話。

しかも叫びまくり!

私たち引率の大人は冷や汗モノです(;・∀・)

女の子たちって同年代の男の子と比べると大人びていますが、

やっぱり小学生なんだなぁと実感(笑)

朝から注意された子供たちですが、

家業体験でお掃除の手伝いをしっかりやっていました♪

この事業では、どの島でも必ず家業体験をさせています。

民泊だったら、

農家の家に行く子は農業を、漁師さんの家では漁業を、ということになるのですが

座間味島の離島体験では民宿にお世話になっているので、

宿内のお手伝い=お客さんをお迎えするために全体のお掃除をします。

この生徒は宿のお母さんと一緒に玄関のお掃除♪

お風呂掃除やトイレ掃除の担当になった子たちは

嫌がるかなぁと思いきや、

みんな黙々と掃除してました(*^^)v

家でもちゃんとお手伝いしているのでしょうか?

民宿の女将さんにも

「さすが女の子は違うね~!!」と褒めてもらえました(*^_^*)

朝からせっせと働いた後は、お楽しみが待っています♪

~次回予告~
お掃除をしに○○○へ!
そこで子どもたちが見たものとは(°∀°*)

1.天底小学校が出発
2.民宿での決まり事
3.小学校との交流会
4.サバニ体験
.民宿でのお父さんとお母さんのお手伝い

18 7月

【座間味島】サバニ体験

Posted in 02.平成24年度実施, 座間味島 on 18.07.12

2012年7月4日午後 待ちに待ったサバニ体験

学校交流のあとはサバニ体験です!
サバニ体験は、沖縄離島体験交流促進事業のプログラムの中でも一番人気があり
しかも一番満足度の高いプログラムの一つでもあります^^

世界屈指の透明度を誇る座間味島での海の体験に、

子供たちの気分も上がりっぱなし↑

いっぺんに全員が乗ることは出来ないので、
6つのグループに分かれて、前半チーム後半チームで体験を行いました。
私は後半のチームと一緒に乗ったんですが、
前半チームがやっている間、後半チームを大人しくさせるのが大変した(笑)

今回は、今年のサバニ帆槽レースで優勝した「ざまみ丸」の選手の方々もお手伝いしてくださりました!

座間味島では毎年「サバニ帆槽レース」と呼ばれるイベントがあります。
座間味島から出発して、那覇までの速さを競うのだそうです!
今年の優勝チームは約3時間半で那覇に到着。
時間にして、それがどれくらいすごいことなのかは私にはわかりませんが、
3時間半もサバニを漕ぎ続けるというところにびっくりです!!
「休み休み、交代で漕ぐよー」とはおっしゃっていましたが、
それでも大変な労力だと思いました。

サバニを漕ぐ「エーク」という道具も初めて手に持つ子供たち。
サバニで那覇まで行ったインストラクターさんのお話を熱心に聞いています。
でも、子供たちはまだ、それがどれほど大変なのかを知りません(*^皿^*)

ライフジャケットOK!
エークOK!

さっそく海にでる子供たち^^
沖の方を目指してグングン進んでいきます。
だけど、
ずっと動かしているとだんだん痛くなってくる腕。
暑い日差しでバテてくる気持ち。

『あーもー無理』

言葉にはでてきませんが、
動きが止まった子の背中からは、そんな感じがにじみ出ていました(・∀・)笑

だけど、大人たちが掛け声を出し始めると、
気持ちが乗ってくるのか、もっと大きな声を出し始めました!
最初は思うように進まなかったサバニですが、
掛け声をだしながらみんなで漕ぐと、
どんどんスピードが増すことに気づきます。

そのときのことを振り返って、こんな感想を書いている子がいました。

「サバニは、みんなの心が一つにならないと、スピードが出ないことがわかりました。このことを学校生活でもいかしたいです。」

思っていてもなかなか口では言えなかったり
みんなの前で発表できなかったりするけれど
先生やファシリテーターの思いがしっかり子供たちに伝わっているんだなぁと感じました。

『遊びの中に学びを!さてどうやって学ばせる?』

沖縄離島体験交流促進事業で行われるすべての体験プログラムが
そのモットーを軸に作られています^^

1.天底小学校が出発
2.民宿での決まり事
3.小学校との交流会
.サバニ体験

13 7月

【座間味島】小学校の交流会

Posted in 02.平成24年度実施, 座間味島 on 13.07.12

2012年7月4日

到着して一発目のプログラムは、
座間味小学校の高学年の生徒たちとの交流会。
座間味小の6時間目の授業の時間を使って、互いの学校紹介とゲームをしました。

座間味小の生徒たちは、
写真をたくさん使って自分たちの小学校のことを詳しく説明してくれました。
先生方の紹介のところはとくに丁寧で、
座間味小にいる先生、全員を紹介してくれていたと思います^^

沖縄本島から来た天底小学校の生徒も負けてませんでしたよ↑
今帰仁村は自然が多く世界遺産もあるんです、としっかり説明していました。
中でもガジュマルとオオゴマダラの絵がうまくてびっくり。
どちらの学校の生徒も時間をかけて作ったんだなぁと、感心しました。

学校紹介のあとは、
座間味小の先生が中心となってゲームを行いました。
グルーピングというゲームで、
先生が出すお題を聞いて、子供たちがグループをつくります。
「5人グループに分かれて!」という簡単なものからスタートし、
「男子3 女子2」
「天底小10 座間味小5」
など、どんどん数が多くなり注文も難しくなります(^皿^)

ゲームとなると、とたんに元気になる子供たち。
注文の数が多くなるにつれて子供たちも数えるのに必死です(笑)
最後は「全員合わせて、男女別に一列に、誕生日が早い順から並ぶ!」
というお題がでて、
なんと男子列も女子列も共にパーフェクトで終わりました^^

最初はお互いに恥ずかしがっていた生徒たちも、
さよならの時間が近づくに連れて小学校の垣根を越えておしゃべりしていました。
45分という短い交流時間だったので、
「学校紹介とゲームで終わってしまったから、今度はもっと話をする時間が欲しい」
と言う女子生徒もいました。
友達になる時間が欲しかったとか(*^^*)
ここまで盛り上げて下さった座間味小学校の先生に感謝です。
ありがとうございました!

1.天底小学校が出発
2.民宿での決まり事
.小学校との交流会
4.サバニ体験

12 7月

【座間味島】民宿での決まり事

Posted in 02.平成24年度実施, 座間味島 on 12.07.12

2012年7月4日

2時間の船旅を経て、
ついに座間味島へ到着です!
今帰仁村から那覇までバスで約1時間半
那覇から船で2時間という
かなりの長旅でした。

沖縄離島体験交流事業では、
地元の人の家に泊まらせてもらう「民泊」に力を入れていますが、
島によっては民泊の体勢をつくるところが難しいところもあるため
その場合は民宿を使わせてもらいます^^
一般のお客さんもいらっしゃるので
子供たちにもちょっと緊張してもらわなければなりません。

港での入村式では
今回お世話になる民宿の方々がお迎えしてくださりました。

今年度の沖縄離島体験交流促進事業でお世話になる民宿は
・ダイブイン浜さん
・ペンション高月さん
・船頭殿(せんどうろん)さん
・遊遊(ゆうゆう)さん

以上の4つです。
ありがとうございます^^

港で入村式をした後は、
すぐに民宿に荷物を置きに行きます。
それにしてもみんな、
2泊3日なのに荷物が多すぎませんか?(笑)
何を入れているんでしょう?
体が小さいので、余計にキャリーバッグが重そうに見えます。

基本的に、滞在中は3食すべて民宿でいただきました。
一般家庭に民泊をさせてもらうときには、
積極的に民家さんに「子供たちにお手伝いさせてくださいね」と頼みますが、
それは民宿の場合も一緒。
・自分の料理は自分で運ぶ
・全員分のお茶を入れてあげる
・お箸やスプーンを配る
・食後は自分で片付ける
・食卓を拭く
などなど子供たちが手分けして行いました。

写真ばっかり撮ってると、
子供たちに「あーさー(私)お手伝いしてなーい!」と怒られてしまうので
私もちゃんとやりました(・∀・)/笑

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.民宿での決まり事
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11 7月

【座間味島】天底小学校が出発

Posted in 02.平成24年度実施, 座間味島 on 11.07.12

スイカと島袋投手(興南高校が春夏甲子園連覇したの時の投手)の出身地
として知られる今帰仁村。

7月4日から6日まで今帰仁村の天底小学校が沖縄離島体験交流促進事業で
座間味島へ行きました^^

そのときの様子を
ファシリテーターとして参加した私、あさかとChieがお伝えしていきます。

それぞれが参加した別の島の離島体験はこちらから
■Chie・・・渡名喜島(今帰仁小学校)
■あさか・・・伊是名島(豊見城小学校・伊良波小学校)

2012年7月4日

天気は快晴!
太陽の光が強すぎて写真写りが暗くなってしまうくらいの天気の中、
天底小学校の5年生たちが今帰仁村からはるばる那覇市にある泊港まで来ました。
高速バスで約1時間。
なんとなんと、那覇に来るのが初めての子もいましたよ!
そういう言葉を聞くとなんだか嬉しくなりますね(^皿^)

船に乗り込んだら、
さっそく操舵室を見学させていただきました。
何度も船に乗っている私ですが、
操舵室に入るのは初めて!
なかなか入れてもらえるチャンスってないですよね。

子供たちはと言うと、
たくさんのボタンがある壁や
船長さんが握っている舵、
モニターに映しだされているものに興味津津。
モニターは数台あって、客席が写っているものもありました!
見られているなんて知らなかった!(笑)

今回は特別に
エンジン室にも連れて行ってもらいました。
耳を劈くような音に、みんなびっくり。
耳を抑えずにはいられないほどの爆音です。
エンジン室はうるさいっていうことも初めて知った子供たち(と私)。
あまりの音に早く出たがっている生徒もいましたが、
こんな経験なかなかないぞ!となだめました(`・ω・´)

乗客の男性に群がる子供たち。
この方は先生でもスタッフでもなんでもない、観光の方です(笑)
最初に生徒たちを見たときは、
シャイな子が多いイメージだったのに
他の子たちも近くにいる一般の方々と盛り上がっててびっくり!

外国人の方ともふつ~~に仲良くなってました(・∀・)
恐るべし、今帰仁の子!

高速船に乗れば那覇から50分で着く座間味島ですが、
私たちが乗ったのは格安のフェリー。
2時間の船旅です。
「酔いやすい子は横になれるスペースで休んでてね~!」
と言ったのですが、
子供たちは興奮しすぎて全然休む気配なし。^^;

これからもっと楽しいことがいっぱいだぞ~♪
と話しながら、
しばしの船旅を満喫です。

天底小学校の生徒達はどんな3日間を過ごすのか、
私たちスタッフも忙しいながらもウキウキです^^

.天底小学校が出発
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