カルティベイトな日々

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15 3月

粟国島で文化体験プログラム開発の講座を実施

Posted in 島おこし, 平井雅, 粟国村 on 15.03.10

前回「自然体験ガイド術講座」を実施した粟国島で、今度は文化体験のプログラム開発講座を実施しました。

今回お手伝いいただいたのは、恩納村で質の高い修学旅行体験学習プログラムを実施している「沖縄体験ニライカナイ」の山田有子さんと照屋将人さん。お二人とも修学旅行生を対象とした体験プログラムの指導員としての経験はピカイチで、全国の子供たちの間ではちょっとした有名人(だはず)。何しろ、年間何万人もの子供たちとふれあっているのだから。これまでの講演会や先進地視察、ガイド術講座などの流れを受けて、いよいよ具体的な商品の形を作っていく第一歩となりました。

粟国島生活研究会の皆さんとニライカナイのお二人

粟国島生活研究会の皆さんとニライカナイのお二人

3日間の滞在中のメニューは、料理体験・三線体験・エイサー体験・もちきびかりんとうづくり体験のプログラム開発。講座のポイントは、「料理教室ではなく、お客様に対してどのように楽しく安全に料理指導をするかの指導法講座」でした。三線、エイサー、かりんとうづくりもしかりで、効果的な指導法を島の皆さんに学んでいただくのが今回のミソです。

【1日目】
3月13日(土)

◎家庭料理体験

婦人会の皆さんと一緒に粟国島の家庭料理体験プログラムを開発しました。今回のメニューは、ゆしどうふ。粟國の塩で有名な粟国の海水を使ったとうふ作りです。その他、島ならではの野草を使った一品など、充実したメニューができました。その間、体験プログラムとするための注意事項や手順などなどの指導を行いました。

地元の塩づくりの名人の方にご指導いただきました。

地元の塩づくりの名人の方にご指導いただきました。

作ったメニューは、

  1. 粟国の海水のゆしどうふ
  2. おからイリチー
  3. マージン(もちきび)ご飯
  4. ツルムラサキの酢の物
  5. 黒糖蒸しまんじゅう
  6. 豆乳
開発したメニュー

開発したメニュー

相当おいしかったです! 特に、ゆし豆腐と酢の物は一品でした!!

さすが、ニライカナイの山田さんは臨機応変に色々と対応して、ひとつの講座を組み立ててくださいました。

婦人会の皆さん

最後は皆さんで試食会と振り返りを行いました。

【2日目】
3月14日(日)

◎三線体験・エイサー体験

2日目の午前中は、島の卒業式に参加させていただきました。中学を卒業すると島を出て行かざるを得ない子供たち。感動的な式でした。

卒業式

卒業式

その日の午後は照屋将人さんの活躍の日。実は、照屋さんはかつて粟國の塩の工場で9ヶ月間働いていたことがあるとか。今回の滞在でも懐かしいご対面がありました。

三線・エイサー体験のプログラム開発指導の対象は、青年会の皆さん。

青年会の皆さんと

青年会の皆さんと

三線の腕に覚えのある方もそうでない方も一緒に参加してくれました。三線経験者の方には、初心者の方を対象に実際に指導してもらいました。

三線指導中

三線指導中

続いては、エイサーの指導法。実は粟国の青年会では人数不足からパーランクーの担当がいない、ということが判明。急遽締太鼓をパーランクーの代わりにしてみました。

芸達者な照屋さんは何をやっても様になります。

芸達者な照屋さんは何をやっても様になります。

【3日目】
3月15日(月)

◎もちきびかりんとうづくり体験

3日目の午前中は、もちきびかりんとうづくりと里歩きの二手に分かれました。

もちきびかりんとうづくりは、生活研究会の皆さんと。2006年度「食アメニティ・コンテスト」(農林水産省など主催)で農林水産大臣賞を受賞した粟国のもちきびかりんとうだけあって、すでに毎日のように生産されており、島のご婦人の皆さんが頑張っていらっしゃいます。

子供たち等に指導するときの注意点などをお話ししてから作業開始。

安全管理についての指導法を説明

安全管理についての指導法を説明

みなさんの手際の良さには舌を巻いてしまいました。

できたて!

できたて!

みなさん楽しそうに作業されていました。作業終了後は、体験プログラム実施時の注意点などをお話ししました。

こういうゆんたくの時間が大切と話す山田さん

こういうゆんたくの時間が大切と話す山田さん

このあと、照屋さんの民謡芸も登場して、一同大盛り上がりしました。

◎里歩き体験

一方で、アギの集落では、集落内を散策しながら島の方とゆんたくするプログラムづくりを実施しました。講師は前回自然ガイド術講座を担当していただいたホールアース研究所の小林政文さん。再度島まで日帰りできていただきました。

あいにくの雨の中、たくさんの参加をいただきました。

あいにくの雨の中、たくさんの参加をいただきました。

集落を散策しながら興味深いものを見つけていきます。

風情あふれる町並みを歩きます。

風情あふれる町並みを歩きます。

集落をぐるりと歩いた後は、公民館にてワークショップ。みんなでその日のうちにプログラムを完成させてしまいました。さすが、島の皆さんと小林さん!です。

即席ワークショップでプログラムづくり

即席ワークショップでプログラムづくり

*          *          *

粟国は、なーんにもないけれど、「何かを見つけることができる」島です。是非一度めんそーれー!

05 3月

粟国島・体験ガイド講座実施しました。

Posted in 島おこし, 平井雅, 粟国村 on 05.03.10

3月3日?5日の3日間、粟国島で体験ガイドの講座を実施してきました。

ビーチでのインタープリテーション実習

ビーチでのインタープリテーション実習

※          ※          ※          ※

カルティベイトではこれまで、粟国島で次のようなプロジェクトを実施してきました。

  • 村民向けブログ講座とポータルサイトの構築(平成18年度)
  • 宮古島の元気農家民宿津嘉山千代さんの講演会(平成19年度)
  • 旧正月の伝統行事「マースヤー」の案内マップづくり(平成19年度)
  • 『発見!あぐに島 自然ガイドブック』の企画・制作(平成20年度)
  • 屋比久壮実さん「粟国の宝」講演会開催(平成20年度)

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島の皆さんの気持ち、やる気に配慮しながら、その時、その場所、その人に必要なサポートを準備して提供するのが、カルティベイト流プロデュース。

表紙

発見!あぐに島 自然ガイドブック

その意味でこれまでは、他地域の事例を知り、島の宝を再発見するというプロセスのお手伝いをしてきました。アクアコーラル企画の屋比久壮実さんに編集をお願いした『発見!あぐに島 自然ガイドブック』は、おかげさまで「粟国にこんな宝があると思わなかった」「こんな本が欲しかった」と、島の皆さんからたいへんなご好評をいただいています。

そもそも今年度は、粟国・島あしび推進事業(体験滞在交流促進事業)の一環としてお手伝いをさせていただいています。これは、若年層の流出と高齢化に悩む離島の経済活性化の切り札として、島民と訪問者(観光客)の交流をとおした観光産業の振興を目指そうという事業です。

そこで、今年度ご用意したのが、エコツーリズム・自然体験活動分野で全国的に評価の高いホールアース研究所さんによる「自然体験ガイド講座」です。ホールアースの皆さんには粟国の実情をお話しし、自然体験のみならず、料理体験や芸能体験など、あらゆるプログラムに応用可能なガイド術講座をお願いしました。

講師として粟国まで来てくださったのは、田中啓介さんと小林政文さんのお二人。田中さんは去年まで沖縄でホールアースの活動を広めていた張本人。小林さんは年間2百本のガイドをこなす“現場人”です。

※          ※          ※          ※

【1日目】
3月3日(水)午後

楽しいアイスブレイクとともに開始した1日目。
さすが、粟国の皆さん、すぐに緊張も解けて和んだ雰囲気に。

そして、なぜ自然体験プログラムに取り組むのか、そしてエコツアーガイドの役割とは?について考える座学を実施しました。

忙しい中、たくさんの方にご参加いただきました。

忙しい中、たくさんの方にご参加いただきました。

【2日目】
3月4日(木)午前

実際に小林さんが集落内を歩いてみて仕込んできたネタを元に、モデルツアーを体験。その後、インタープリテーション、つまり“伝わる伝え方”とは?について座学を実施しました。

集落内を歩きながらインタープリテーション術を体感しました。

集落内を歩きながらインタープリテーション術を体感しました。

3月4日(木)午後

ここまでの講座内容を踏まえ、伝え方の実習を行い、さらに感動を伝えるストーリーの組み立て方について学びました。

【3日目】
3月5日(金)午前

みんなで盛り上がったアイスブレイク

みんなで盛り上がったアイスブレイク

最終日は、3チームに分かれ皆でモデルプログラムづくりの実習を行いました。各チームから代表者が成果を発表。近い将来、ステキな粟国島の体験プログラムが生まれそうです!

楽しそうな体験プログラム案が出ました。

楽しそうな体験プログラム案が出ました。

3月5日(金)午後

最終日の午後は、屋比久壮実さんと一緒に、ナビィの恋のロケ地となった通称ヘビ公園の海岸植物を観察するツアーを体験しました。

本島に粟国にはたくさんの宝があるのだと実感。これからこの宝をもっともっと活かしたいですね。

海岸植物の観察体験プログラム

海岸植物の観察体験プログラム

※          ※          ※          ※

島の皆さん、講師の皆さん、大変お疲れ様でした!

次回は3月13日?15日、今度は恩納村の沖縄体験ニライカナイの皆さんとお邪魔します!!

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28 2月

粟国島「自然体験ガイド術講座」募集中

Posted in 島おこし, 粟国村 on 28.02.10

来る2010年3月3日?5日、平成21年度 「粟国・島あしび推進事業」の一環として、粟国島でガイド術講座が開催されます。対象は粟国島の皆さんです。以下はチラシから引用です。

初心者でも気軽に楽しく学べる! 自然と文化と人の魅力を活かした島おこし

粟国の魅力を伝える⇒伝わる「自然体験ガイド術講座」

粟国村役場では現在、粟国島の魅力を活かした島の活性化に向けて、体験滞在交流型の観光「粟国・島あしび」を推進しています。

粟国島には豊かな自然や文化が残されていますが、その魅力をいざ人に伝えようとするとなかなか難しいものです。そこで今回、観光客の皆さんにわかりやすくメッセージを届けるガイド術を学ぶため、「自然体験ガイド術講座」を開催いたします。講師には、日本各地のエコツアーや自然体験学習分野で活躍されているホールアース研究所のお二人をお招きします。

今回の講座は、ガイド経験のない初心者でも無理なく楽しく遊びながら学べるような体験型の研修会ですので、どなたでもお気軽にご参加いただけます。自然体験に限らず、芸能・料理体験等文化分野や、教育分野などにも応用できる内容となっていますので、ぜひ多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

日時:
3月3日(水) 14:00?17:30
3月4日(木) 09:00?12:00・13:00?17:00
3月5日(金) 09:00?12:30・13:30?16:00

会場:
離島総合センターおよび島内実地での研修

内容:
わかりやすい伝え方、ガイドの組み立て方、場の和ませ方 etc.

料金:
無料 (事前登録が必要ですので下記までご連絡ください)

※粟国の魅力を活かして観光客を歓迎したいと思う方ならどなたでもご参加いただけます。
【申し込み・お問い合わせ】

粟国村役場経済課(担当:新城)電話098ー988ー2258

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04 2月

粟国島にて体験プログラムを開発します

Posted in 島おこし, 平井雅, 粟国村 on 04.02.10

2月4日、粟国島にて再度会議がありました。

今年の3月、粟国島にて「自然体験ガイド術講座」の開催と、自然観察、料理、もちきびかりんとう作り、エイサー体験などのプログラム開発を行います。今回はその準備で粟国島にお邪魔しました。

「自然体験ガイド術講座」はホールアース自然学校さんのご協力で開催します。体験プログラム開発は沖縄体験ニライカナイさんのご協力です。

これに先立ち、島の皆さんには昨年末、名護市勝山区の宮城良勝区長さん、伊江島観光協会の山城克巳会長、東村の山城定雄さん、読谷村のむら咲むらの皆さんのところに視察に行っていただきました。先進地の皆さんにはとてもたくさん刺激をいただきました。ありがとうございました。

これまで試行錯誤でいろいろと努力されてきた皆さんのお力添えで、粟国でもきっとステキな観光による島おこしが少しずつ少しずつ実現されることでしょう。

初心者でも気軽に楽しく学べる! 自然と文化と人の魅力を活かした島おこし
粟国の魅力を伝える⇒伝わる「自然体験ガイド術講座」

日時:2010年3月3日(水)?3月5日(金)
会場:離島総合センターおよび島内実地での研修
内容:わかりやすい伝え方、ガイドの組み立て方、場の和ませ方 etc.
【お問い合わせ】粟国村役場経済課(担当:新城)電話098ー988ー2258

ところで話は変わりますが、粟国のお土産といえば…

粟国のお土産

粟国のお土産

粟國の塩、もちきびかりんとう、もちきびがおすすめです。最近では港の近くにある「とび吉」というお店でマグロの佃煮やトビウオのみりん干しなんかも買えます。ぜひお試しを!

粟国はトビウオも名産です。

粟国はトビウオも名産です。

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14 1月

粟国島に行ってきました。

Posted in 島おこし, 平井雅, 粟国村 on 14.01.10

今年最初の離島出張は、沖縄本島の西方約60kmにある粟国島。

粟国・島あしび推進事業(体験滞在交流促進事業)のお手伝いをさせていただいています。今回は、推進協議会の皆さんとの会議を行いました。

今回は、民宿宝玉さんに宿泊。壁には、昨年度弊社でお手伝いさせていただいた、「粟国の宝」のポスター(鳥類編と植物編)が。おかげさまで同時に作ったガイドブックも好評で、皆さんにかわいがっていただいています。(^.^)

「粟国の宝」ポスター 鳥類編・植物編

島の民宿や飲食店には「粟国の宝」ポスター鳥類編・植物編を貼っていただいています。

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