去る2月19日(水)、平成25年度うるま市津堅島島おこし支援フォローアップ事業の一環で、第3回IT講座を実施いたしました。
「普段、パソコンやスマートフォンでインターネットをあまりしたことがない。でも、将来的には津堅島の特産品をネット販売してみたい。」
「津堅島に観光客を呼びこみたいけど、情報発信の仕方がわからない。」
といった津堅島の皆さんの気持ちにこたえるべく始まったIT講座。
第1・2回IT講座では、Emailアドレスの取得から始まり、フェイスブックページの作成、ネットショッピングやYoutubeやSkypeを体験するなど、インターネットの世界の広がりや楽しさをお伝えしました。
これまで、iPadやスマートフォンなどのタブレット端末を使ったことがない方が多く、初めはこわごわだった方も、3回目ともなれば、だいぶ慣れたもの^^
今回の第3回講座では、
「津堅島のフェイスブックファンページを作りたい」
「フェイスブックの使い方をもう少し勉強したい」
「津堅島の情報発信をしたい」etc…といった声を受け、
また実際、ネット上で津堅島に関する情報が少ないことから
津堅島フェイスブックファンページの立ち上げと
情報発信をお手伝いさせていただきました!
当日は、フェイスブックファンページに写真付きで津堅島のスポットを紹介すべく、「私の好きな津堅島」というタイトルで津堅島にまつわる皆さんの思い出話を共有。
話を聞くだけで、まるで映画のように津堅島の美しい情景が目に浮かびました^^
お天気にも恵まれた午後は、実際に「私の好きな津堅島」スポットへ写真を撮りに出かけ、
公民館に戻ってきて早速、つくりたての津堅島フェイスブックファンページへ写真と心の思い出をアップ!
津堅島の綺麗な景色や旬の特産物、昔ながらの行事の数々、皆さんの日々の生活などが、ファンページに写真付きでアップされています。
参加者の声
◆津堅島の情報を発信したいとずっと思っていたが、今回フェイスブックファンページを立ち上げることができて嬉しい。2、3日に1回はアップしていきたい。(25才/男性)
◆携帯メールも煩わしくて普段はやらないし、iPadなどは一生使わないと思っていた。でも、今回フェイスブックをやってみて、子どもたちが「ハマる」という感覚が私も分かった。特に、自分が撮った写真や文章が世界中へ発信されていることがすごいと思う。(70才/女性)
◆iPadは自分の趣味のためだけに購入したが、島の活性化に貢献できると思うと素晴らしい。今後もフェイスブックを活用して島おこしに役立てていきたい。(63才/女性)
◆普段、個人的にインターネットを使うので自分たちは慣れているが、島内で使いこなしたいが使えない人もいると分かった。そういった同じ島に住む人たちをサポートしていきたいと思う。(30才/女性)
津堅島フェイスブックファンページ
みなさんも「いいね!」おしてくださいね(*^^*)
去る1/19(日)に、津堅島でクリーンアップ大作戦を行いました(*^^*)
当日は、島に住む方々に加えて、本島からも参加があり、
総勢150人が島中を清掃してまわりました。
カルティベイトとして島のクリーンアップ大作戦をお手伝いするのは2回目。
島の人にインタビューして、今回の感想を聞かせて頂きました♪
参加者の声
【住民】
・清掃活動への参加者が増えてきて、嬉しい。
(年末の大掃除の時は50名〜60名程度であった)
今回は、海人も漁港で積極的に清掃活動をしていたので良かった。
観光客に、船から降りてすぐに「汚い島だ」と思われないか気になっていた。(主婦)
・学校の先生(屋良教頭)から、今日清掃活動があることを聞いていたし、
区内放送でアナウンスがあったので参加した。
新しい空き缶や弁当殻がいっぱい落ちているから、今でも島にポイ捨てしている人が
多いんだって初めて知った。(津堅小学校児童)
・以前、教育委員会が作った津堅島の文化財マップがあるが
それを基に保護活動をしていれば、不法投棄はなくなっていたはず。
今からでも、文化財マップを活用した取り組みをしていなかければならないと思う。(学校関係者)
・本当は、島外の人にゴミ拾いをしてもらうのは、恥ずかしいこと。
私達住民が美化を意識していかなければならないのは重々周知しているけれど
ゴミを拾った側から捨てる人もいる。
これを機に、もっとキレイな島にしていきたい。
ゴミを拾った場所に花を植えてみるのも良いかもしれない。(主婦)
・盆や正月などは、必ず島に帰ってくる。
今回、大々的に清掃活動をすると聞いてやってきた。
本来は30名くらい集まるはずだったが、今回は8名。
以前よりも島の不法投棄が多い気がする。
こういう機会を2ヶ月に1回くらい持てたら良い。
津堅郷友会の結束はとても強い。(津堅郷友会)
【市役所関係者】
・(4歳の子どもを連れて参加した職員より)
「津堅島に行くよ」と子どもに話したら、「宝探しに行くの?」と子どもから返事がかえってきた。
まずは、私自身が津堅島のことを知りたいと思って参加したけれど、
子連れであれば、「楽しめるゴミ拾い=宝探し」というイメージをもって
参加するのもいいのかも知れない。(環境課職員)
「津堅島」島おこし事業
つぎは3回目のIT講座を実施します^^♪
04 6月
「島あっちゃー with なんでもお助け隊 in 津堅島」 Vol.2
Posted in 未分類, スタッフ成長日記, 何でもお助け隊, 島おこし, はるな, 津堅島 島おこし事業 on 04.06.13
引き続き、「津堅島島あっちゃーwithなんでもお助け隊」の続きです♪
当日は、悪天候にも関わらず、次のような方々が参加してくださいました!
・島民のみなさま:35名
・弊社の招聘した「なんでもお助け隊」:6名
(ランドスケープ、土木、動植物、内装・インテリア、
マリンスポーツ、体験 プログラム作成の専門家)
・うるま市役所関係各課の職員:12名
・沖縄県庁職員:1名
・うるま市観光物産協会:3名
・プロモーションうるま:3名
・カルティベイト:3名・・・・・・・・・・総勢63名のビックイベント!!
そう、今回、開は「役所の職員をも巻き込む」という仕掛けも施したのです。
開が良く口にします。
「地域の活性化のためには、一部の人の頑張りだけでは、うまくいきにくい。
地域の人みんなを巻き込むことで、みんなの幸せに繋がるの」
住民も行政も、同じ地域で生活する仲間。
みんなが「自分事」として関わっていく視点や視線が大切なんですね!
実施後のアンケートでは、職員さんから次のような感想が述べられていました。
「うるま市として、いかに津堅の皆さんを巻き込んで自発的な活動を促すことがで
きるかがポイントだと考えています。今回の『島あっちゃー』は、そのきっかけとなる大変良い取り組みだと感じました。」
「島には手付かずの多様な文化財が多くあったので、文化財巡りや平和学習、ハーリー体験など子ども向けのプログラムが可能だと思います。」
「行政として、島の自然調査やそれを利活用調査やインフラ整備が必要だと思いました。」
一方、住民の方々からは、次のような声がたくさんあがっていました。
「県、うるま市、カルティベイト、なんでもお助け隊、これだけ大掛かりな取り組みは初めての経験でした。特に、島の人たちの参加が予想以上に多かったのが、うれしかったです。」
「津堅島の不法投棄、見て見ぬふりしていたけれど、このままだったらお客さんも
来ないですよね…恥ずかしいです!」
「なんとかしなきゃね!まずは、清掃しなきゃね!」
津堅島の魅力を(再)発見できたことの喜びと、島を良くしていきたい!という
皆さんの熱い想いが全面に表れている言葉を聞いて、私も胸が熱くなりました。
そして、「島あっちゃー」の記事が、琉球新報に取り上げられましたよ!
その記事はこちらをクリック↓↓↓
http://www.cultivate-inc.jp/files/20130602shimpo.pdf
開流「みんなを巻き込む」イベント「島あっちゃーwithなんでもお助け隊」
大成功!
まだまだ課題はありますが、津堅島がこれからどんどんキレイで、
明るく楽しい島になっていくこと、間違いなしですね^^
私も微力ながら、全力投球でお手伝いさせていただきます!!
島あっちゃーに参加してくださった皆さん、本当に本当にありがとうございました!!
04 6月
「島あっちゃー with なんでもお助け隊 in 津堅島」 Vol.1
Posted in 未分類, カルティベイトな日々, 何でもお助け隊, 島おこし, はるな, 津堅島 島おこし事業 on 04.06.13
こんにちは♪ カルティベイト新人スタッフのはるなです!
みなさま、よろしくお願いいたします!
5月17日(金)に、弊社の受託している「津堅島島おこし事業」の一環で
「津堅島島あっちゃーwithなんでもお助け隊」のイベントを実施しました!
うるま市唯一の有人離島で「キャロット・愛ランド」の愛称で知られる津堅島。
島の海岸線のほとんどを白い砂浜が覆い、眼前には青く美しい海が広がり、
集落内は、鮮緑の芝生の絨毯と風情のある石垣が抜群のコントラストを演出する
美しい島。
しかしながら、やはり、島特有の問題も抱えているのが実情です。
人口流出、低所得、ごみ処理問題、島内不法投棄、などなど・・・
なかでも、小型焼却炉の無い津堅島では、不法投棄問題は
住民の皆さん、行政ともに頭を抱えている大問題なのです。
そこで、離島活性化のプロ「なんでもお助け隊」が出動し
参加者全員で津堅島のマップを片手にあっちゃーして(歩きまわって)
津堅島の魅力や改善点を(再)発見していきましょうという、
弊社にとっても初の試みを実施いたしました!
さて、当日はどんな人たちが集まってくれたのでしょうか?
どんな感想が聞かれたのでしょうか?
続きはこちら(^^) ⇒ http://www.cultivate-inc.jp/weblog/archives/4574
こんにちは。津堅島の離島活性化プロジェクトに自然関係のアドバイザーで加わることになった屋比久(やびく)です。よろしくお願いします。
津堅島は勝連半島の南東約5km中城湾の沖合いに位置する面積1.88平方キロメートル、周囲が約7キロメートルの小さな島で、人口500人弱です。
今回は島のみなさんの案内で集落の西側に位置するホートゥガーやクボーグスク周辺の森の中を通る遊歩道や海岸など視察しました。
クボウグスク周辺の地質は左の写真で見られるように灰色の粘土層の上に琉球石灰岩が乗った状態になっていて雨水が石灰岩に浸透して粘土層でせき止められて横に流れ、泉となって湧き出る仕組みになっています。
島は小さいのですが比較的水に恵まれた島だったことがわかります。また、石灰岩の上部には小さな島の割りに植生が豊かで、タブノキやヤブニッケイ、クロツグやリュウキュウガキなど琉球列島の代表的な低地型森林を形成しています。島には自然の竹が生えていなかったため、クロツグというヤシの一種の皮を使って生活に必要なかごなどを編んで使用していたと話していました。そのため他の島では見られないようなクロツグの大群落が見られました。
現在、キャロットアイランドで売り出し中ですが、豊かな森を使ったユニークな島おこしができそうです。
市町村の関係者を対象とした、内閣府沖縄総合事務局主催の着地型セミナーを行いました!
午前中は、弊社代表の開梨香の講演!
なぜ今、着地型観光なのか?という視点で語りました。
エコツーリズムの歴史と沖縄離島地域振興を目的としたモニターツアーでのエピソードなど、濃厚な話。
実は、開はこれまで24の離島を足しげく飛び回っているのです!
もちろん、目的は離島の人々と一緒になって島を盛り上げる!なんですが、
どうしたら、島の人々が主体となり、島にお金がおちるしくみを作れるのか?を開は日々画策しているのです。
セミナーでは、20世紀と現代の旅行形態の変化についてや着地型観光の話もしました。
何はともあれ、人とのつながりが大事!
地域を活性化させるためには、周囲の人達との連携は絶対。
午前中は
パワフル開梨香のパワフル講演でした。。。。
午後は、
弊社常務 平井雅のワークショップ!
架空の町「翁波県余那町(おきなはけんよなちょう)」の着地型観光プログラムを実施するためのプロセスデザイン演習。
「関係者をやる気にして巻き込んでいくための1年間の行動計画」
を皆さんに作成していただきました。
さらに、
平井のワークショップであがってきた課題を、開が各地域や離島の事例を交えながらアドバイスしました。
参加者の皆さん表情もどんどん笑顔に変わっていき、満足したようでした^^
セミナー終了後の参加者の皆さんのアンケートでは・・・
「着地型観光セミナーと題する講義を何度も受けたが、過大評価する訳ではないが、開社長の講義がこれまでで一番わかりやすかった!」
「開さんと平井さんのお二人の笑顔がよかった!!」
「全体的にとてもわかりやすい内容だった。参加メンバーも明るい雰囲気でとても楽しいセミナーだった」
「参加者同士で意見を話し合ったり、発表しあったりするセミナーは新鮮だった」
などなど。
皆さん、何かつかめたようです(*^▽^*)♪
参加者の皆様そして内閣府沖縄総合事務局の皆様、ありがとうございました!
ちなみに、私どもカルティベイトが島の人々と共に離島の旅を企画している「沖縄しま旅」をご存知でしょうか?
八重山・宮古・座間味の各離島のツアーが多種あり、これまで開梨香が培ってきた離島の島人とのネットワークがそこに凝縮されています!
例えば・・・
☆平良彰健(しょうけん)さんを訪ねる旅Part1「西表島で楽しむ大人の遊び…浦内川の夜釣りとカヌーツアー
☆千代さんと思いっきり笑って、美味しく食べて健康になる4日間in宮古島
☆座間味島生まれ座間味島育ち!キヨシさんとキヨヒデさんとしまあそびうみあそびツアー
などなど、他にもたくさんの島人とつながる旅をご提案していますので、どうぞお気軽に「沖縄しま旅」をご覧ください♪
昨日の11月30日、JICA沖縄国際センターにて、大洋州からの青年研修員向けに、弊社の離島における活性化プロジェクトに関してプレゼンテーションする機会をいただきました。
これまで、10年以上の弊社の実績のうち、特にこの5年間の事例について、写真や図表を用いてプレゼンしました。2006年から07年にかけての離島活性化専門家派遣事業「なんでもお助け隊」について詳しく説明しました。
この「なんでもお助け隊」の基本方針は、
- 小さな成功体験の積み重ねを提供して島人のやる気を引き出す
- コミュニティの活性化のプロセスをデザインして事業を実施する
- 無い物ねだりでない、現存の資源を活用した身の丈の取り組みを促進する
- つい欠如しがちな、コミュニティ内のコミュニケーションを徹底的に促進する
です。
アジテーション(コミュニケーションの攪拌)とファシリテーション(協働促進)の組み合わせこそが、カルティベイトの強みであることもご説明しました。
また、離島ごとの現況をよくヒアリングした上で、A.〜D.のプロセスを適切に組み合わせてE.を目指すプログラムをデザインすることもご説明しました。
なかなかままならない英語のプレゼンテーションでしたが、研修員の皆さんから「わかりやすい!」のお言葉をいただいて、ほっと安堵しました。
研修員の皆さんからのフィードバックで特に印象的だったのが、
- 島に現存する資源を活用した、島の歩幅の活性化というコンセプトが目から鱗だった
- 島人のやる気を引き出す、「プロセスに注目したプログラムのデザイン」が大切だと痛感した
という2点です。
また、昼食の時にも一緒にお話をさせていただいた青年からは、「自分の故郷は人口40人の島だけれど、どんどん人口が少なくなる島が元気になるためのヒントをもらってとてもよかった」といううれしいコメントもいただきました!
JICA研修のお話、うまくできるか不安ではありましたが、お受けしてよかったです!