カルティベイトな日々

会社のスタッフブログです(*^^*)

25 2月

我喜屋監督とお食事

Posted in カルティベイトな日々, スタッフ成長日記, あさか on 25.02.11

こんにちは。asakaです。

ツ黴?

先日、我喜屋監督とお食事をする機会がありました。

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ツ黴?

前回の私の記事RBC「ちゅらグルメに開が出演」でちらっと監督について話していたので、グッドタイミング?ということで、今日も書いていこうと思います。

ツ黴?

県内で我喜屋監督を知らない人はもういませんね。昨年、沖縄中をシビれさせた人物です。まさに、沖縄のパーソン・オブ・ザ・イヤー。

ツ黴?

もちろんあの優勝は、興南野球部ひとりひとりの不断の努力と不屈の精神があったからこそ実現したもの。

けれども、監督の指導があったからこそ、生徒達の力が最大限に発揮されたのではないかと思います。

1度の優勝ならラッキーだったと言われるかもしれませんが、連覇はそうはいきませんよね。ホンモノです。

ツ黴?

ツ黴?

そんな我喜屋監督に、私は少々びびっていました。無愛想な人だと思い込んでいたんです。試合中に映し出される顔って真剣な表情ばかりで、そればかり見ていたせいか、なんとなーく近づきにくい人なのかなと思っていたんです。

ツ黴?

ツ黴?

ですが、これが全然違いました。

自己紹介するときに「沖縄の美男子、我喜屋です。」って言ったりするんですよ。

あまりのギャップに聞き間違いだと思って、スルーしてしまいました。

ツ黴?

ワイン注ぐときにフタをしたまま注ごうとしたりとか、

冗談ばっかり言ってみたりとか、

どう見てもただの愉快なおっちゃんでした。おちゃめな方でした。

ツ黴?

今まで野球一本で旅行をすることもなかったそうなので、弊社代表開が沖縄の離島を一押し。

西表や北大東に興味を持っていました。北大東が小さな島だと聞いて、そこの子供たちは野球をしているのかどうかたずねる監督。どこまで行っても野球のことしか考えていないようです。

ツ黴?

ふむふむと聞きながらおいしそうなお寿司にかぶりつく私。いただきます!

ツ黴?

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ツ黴?

巷で人気の我喜屋語録を、この日は私もたくさんゲットしてきました。

ツ黴?私たちはカウンター席にいたんですけど、隣に座っている方がこう聞きました。

ツ黴?

ツ黴?

監督、甲子園での試合中、勝つか負けるかのギリギリの状況で、

我喜屋監督はタイムをかけますか、かけませんか。

ツ黴?

ツ黴?

ツ黴?

返事は即答でした。

ツ黴?

「かけない。」

ツ黴?

監督いわく、伝達は学校にいるときにやっとけばいいのだそうです。

あとは生徒を信じると、そのときばかりは真剣な顔で話していました。

ツ黴?

たとえば裁縫をするとき、仮縫いがあるから本縫いがきれいにできる。

仮縫い(しつけ)が大事だと話していました。

ツ黴?

そういえば、ご存知の方も多いと思いますが、

興南野球部はランニング中、歩いている人たちにあいさつをしています。

ひとりひとりがすれ違いざまに「こんにちは」と言ってくれるので、

私は「こんにちはっこんにちはっ、こんちっ・・・」と慌ててしまうんですけど、

ツ黴?

ただあいさつされただけなのに、なんだかうれしい気持ちになります。

ツ黴?

我喜屋監督のお話を聞きながら、そんなことを思い出しました。

私は野球について詳しくありませんが、

いつもあいさつをしてくれる興南の生徒を見ていると、すごく応援したくなります。

ツ黴?

そんな我喜屋監督も一緒に、

店内にいるお客さんとみんな一斉に かり?(乾杯)!

ツ黴?

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ツ黴?左から我喜屋監督、沖縄都市モノレール?社長比嘉良雄、弊社代表開です。

今回、話に夢中になりすぎて、写真が少なくなってしまいました。

我喜屋監督の正面からの写真がないのが残念です。

またの機会のお楽しみということで。

我喜屋監督、お店のスタッフさん、お店にご飯を食べに来ていたみなさん、どうもありがとうございました!!

22 2月

沖縄離島<北大東>魅力満喫するモニターツアー、残席僅か!

Posted in 平井雅, 北大東村 on 22.02.11

北大東モニターツアー残席僅か!

2011年3月6日(日) 那覇出発・2泊3日

J・TAPで行く沖縄最東端の島・北大東島

ニライカナイに一番近い島で、沖縄一早い朝日を浴びる3日間。

島人とふれあい、ともに汗をかく、島づくり応援隊 限定10名大募集!残席僅かです。

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詳細は、こちら

21 2月

RBC「ちゅらグルメ」に開が出演

Posted in カルティベイトな日々, スタッフ成長日記, 日記, あさか on 21.02.11

みなさん、こんにちは!今回はasakaがカルティベイトな日々をお送りします。

ここ最近は雨が降ったり晴れたり不安定なお天気ですね。空を見上げると雲がモクモクしていることが多いような・・・。

今日はそんな重たい雲を吹き飛ばすようなお知らせです!

RBCさんで絶好調なグルメ情報番組「ちゅらグルメ」に弊社代表の開がゲスト出演することになりました。今まで様々なテレビ番組に出てきた開ですが、どうやらグルメ番組は初めてのようです。はてさてしっかり料理についてコメントができるのでしょうか?私も撮影現場をのぞかせていただきました!

今回は奥武山58号線沿いにあるハーバーダイナーさんで収録です。ガジュマルの木の上にあるレストランと聞いたらピンとくる人も多いですよね!

早速、収録前の打ち合わせが始まりました。

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隣に座っている男性はアナウンサーの片野 達郎さん、立っているのはディレクターの古謝 章さんです。古謝さんは開の大学時代の先輩なのだそう。実は開は学生時代にRBCの番組にレギュラー出演していたことがあるんです。古謝さんとはそのときからのご縁で、今回お招きいただきました。開も楽しそうです。

その間スタッフのみなさんは手際よく機材のセッティング中。

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そして、ついに撮影スタート!

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アナウンサーの片野さんは、入社1年目の新人さんです。開より彼の方がずいぶん緊張している様子。開は暖かく見守る先輩(母親?) のようにも見えますね。

さっそく一品目の料理が運ばれてきました。私のカメラ技術が悪くてうまく伝わっていないと思いますが、こちらハンバーグです。握りこぶしくらいの分厚いハンバーグの中にはとろとろのホワイトソースが入っており、トマトソースとの相性が抜群なのだそう。

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きゅるるるる??。あ、今の私のお腹です。

グルメ番組って本当にいつも美味しそうですよね。開も「おいしい!おいしい!」とパクパク食べていました。

「私にも少し回してくださいね、開さん…。」という熱い視線には

気づいていない様子(。д゜)ガーン

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それにしても楽しそうな開です。美味しいものを食べながら、会話も自然と盛り上がってきました。

じゃじゃーん!RBC時代の開の写真を紹介しています。なんとこの頃はまだ20代前半。ぜひテレビで若かりし頃の開をチェックしてください!

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カメラが回っていない間もおしゃべりが続き、アナウンサーの片野さんも開に慣れてきたようです。片野さんが野球少年だったということで、このときは甲子園について話してました。去年の興南の春夏連覇は本当に興奮しましたね!

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ここで大変残念なことに、

私のカメラのバッテリーが切れてしまうというハプニングが発生(。Д゜)))ガビーン

本当はあと2品料理があったんですけど、みなさんにお見せできません。。。

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けれど心配はご無用です!RBCの素敵なカメラマンさんがしっかりと撮影してくださったので、お料理と開を合わせて、テレビでお楽しみ下さい(^∀^)

放送は3月16日(水)AM10:00からRBCで放送です!お見逃しなく!

「ちゅらグルメ」公式HPはこちら http://www.churaguru.net/

公式HPでは番組で紹介されたレストランや過去の放送の動画もご覧になることができます。

また、今回おじゃましたレストラン「HARBOR DINER(ハーバーダイナー)」の紹介ページはこちら http://www.churaguru.net/?s=harbordiner

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関係者のみなさん本当にありがとうございました!!

10 12月

沖縄振興審議会専門部会基調発言「国際交流と人材育成」「県民生活と教育」

Posted in 沖縄振興審議会専門部会, 講演, 平井雅 on 10.12.10

2010年12月2日、株式会社カルティベイト代表取締役 開 梨香が、「第7回沖縄振興審議会総合部会専門部会」において基調発言の機会をいただきました。

お話しさせていただいたテーマは、「国際交流と人材育成」「県民生活と教育」。

詳しいプレゼンの内容はこちらのPDFファイルをご参照ください。

第7回沖縄振興審議会総合部会専門部会 基調発言

沖縄21世紀ビジョンに謳われた指針「世界に開かれた交流と共生の島」、「多様な能力を発揮し、未来を拓く島」を実現するための方策として、継続的な人材育成の必要性や、沖縄県の教育の抱える課題と解決策などについて提案させていただきました。

開 梨香

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29 11月

名桜大学での講演「夢をかたちに 可能性へのチャレンジ」

Posted in 講演, 平井雅, 名桜大学講演会 on 29.11.10

2010年11月29日、株式会社カルティベイト代表取締役 開 梨香が名桜大学にて「夢をかたちに?可能性へのチャレンジ?」と題して講演をさせていただきました。

その時のプレゼンスライドはこちらです。

28 11月

今年も離島フェアにあわせて「なんでもお助け隊」の同窓会を開催しました。

Posted in 何でもお助け隊, 島おこし, 平井雅 on 28.11.10

なんでもお助け隊株式会社カルティベイトでは、平成18年より「なんでもお助け隊」を結成して、離島や地域の活性化のお手伝いをしてきました。カルティベイトの前身である有限会社開(ひらき)から数えると、10年の間にお手伝いをさせていただいた島々は、伊平屋島、伊是名島、伊江島、水納島、粟国島、渡名喜島、座間味島、久米島、久高島、北大東島、南大東島、宮古島、多良間島、竹富島、小浜島、黒島、西表島、鳩間島、波照間島、与那国島など20を数えています。

今年の離島フェアも大賑わいでしたが、「なんでもお助け隊」では、毎年離島フェアの時期に合わせて同窓会を開催しています。今年は、伊平屋島、伊是名島、水納島、粟国島、北大東島、西表島などからの皆さんが参加してくださいました。

そういえば、今年は、本部町水納島の婦人会の皆さんから素敵な招待状が届きました。

水納島からの離島フェアへの招待状

水納島からの離島フェアへの招待状

水納島の皆さんは本当に頑張ってらっしゃいます。今年もジャムや豆類を買わせていただきました!美味しかった。

それから、伊平屋島の藤田食品さんは、3年連続で受賞の栄誉に輝きました!!今年は、新製品の「黒糖恋乳」が特別賞を受賞。創意工夫と日々の研鑽に頭が下がります。

伊平屋島黒糖恋乳が特別賞受賞

伊平屋島黒糖恋乳が特別賞受賞

離島フェア当日は私も、たくさんの島の商品を買って帰りました。これはその一部。伊平屋島の黒糖“恋”乳(特別賞受賞)&タカセ貝の珍味、水納島の豆とグアバジャム、北大東島の月桃そば&月桃スプレイ、西表島のフルーツジャム3点セット、与那国島の泡盛…。

離島フェアの買い物

離島の皆さん、これからも頑張っていきましょう!よろしくお願いします!!

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21 11月

読谷村商工会「地域プロデューサー育成講座」でワークショップやりました。

Posted in ファシリテーション, ワークショップ/セミナー, 読谷村, 平井雅 on 21.11.10

11月20日、以前お知らせしていた読谷村商工会主催の「地域プロデューサー育成講座」で村おこしワークショップをやらせていただきました。

10時半から18時までの7時間以上のワークショップでしたが、「長時間だったけど、今までに経験したことのない刺激的な楽しさだった」というのがアンケートに書いていただいたおおかたのご意見。参加者の皆さんにはとても楽しんでいただけて良かったです。

丸一日かけて実施した大まかな流れは以下のとおり。

  • 本日のスケジュールと成果目標の確認(農商工連携・異業種交流を通した商品開発の具体的なアイディアを出す)
  • アイスブレイク
  • グループ分け(誕生日ラインナップ)
  • ワールドカフェ(テーマ「農商工連携や異業種交流を通して商品開発する時にあなたにできることは?」)
  • 昼食
  • 一期一会の企画会議(オープンスペーステクノロジー)
    会議の設計(議題の提起、ミーティングスペースと時間の割り振り、参加セッションの決定)
    話し合い
    発表
  • まとめ
ワールドカフェの結果を構造化して午後からの議題を設定します。

ワールドカフェの結果を構造化して午後からの議題を設定します。

当日の様子は商工会の皆川さんのブログで紹介されていますので、ご参照ください。

地域プロデューサー育成講座6日目を終えて-読谷村の経営アドバイザーの記録

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05 11月

みらいファンドおきなわ『沖縄離島バドミントン基金』

Posted in みらいファンドおきなわ, 日記, 平井雅 on 05.11.10

児童・生徒の少ない離島・山間地域では、野球やサッカーといった大人数で行うスポーツはなかなかできません。そのため、子ども達が行うスポーツは少人数でも大会に参加可能な競技が中心になっています。その中でも、最も人気があるのがバドミントンです。しかし、子ども達は本格的な指導を継続的に受けることが困難な状態です。

そこで、「みらいファンドおきなわ」では沖縄離島バドミントン基金を設立し、離島・山間地でバドミントン競技に取り組む子どもたちやその指導者の方たちを支援する取組みを始めたそうです。

離島振興や人材育成に力を注いでいる弊社でも、その応援をさせて頂きたいと思っています!皆さんも是非ご協力下さい。宜しくお願い致します。

「沖縄離島バドミントン基金」詳しくはこちら⇒

17 10月

『アジア青年の家』とファシリテーション その-5「成果発表」

Posted in H22年度アジア青年の家, アジア青年の家, ファシリテーション, 平井雅 on 17.10.10

シリーズ最終回の今回は、セッション2で行われた成果構築と、その結果を発表した「成果発表会」についてご紹介します。
80名全員が参加できるように工夫すること、短い時間の中で一定以上の完成度を確保することが命題となる中、参加青年、チューター、ファシリテーターがそれぞれの力を目一杯発揮しての作業となりました。

◎「バックキャスティング」

今回の成果構築では、「バックキャスティング」という手法を用いました。バックキャスティングとは、将来のあるべき社会の姿を想定し、そこから現在を振り返ることで、そこに辿り着くために必要な行動を考え実行に移すというやり方です。

「前を見通す」という意味のフォアキャスティングが、現状分析から出発して将来どのようになっているかを予測するのと違い、将来の良いビジョンを描くことを出発点とすることで、一見解決が不可能だと思われる課題について考えるのに適しているといわれています。例えば、地球温暖化などの環境問題を考えるときに使われています。

今回は、2030年の地球のありたい姿=Vision 2030を描き、そのビジョンを実現するために10年後に自分たちが取っている行動=Action 2020を逆算し、そのために今自分ができることを考え、実行するという方法を通して成果構築を行いました。

バックキャスティング。クリックで拡大します。

バックキャスティング。クリックで拡大します。

◎ワールドカフェによる全体の意見の洗い出し

Vision 2030とAction 2020を考えるにあたっては、第2セッションの一番はじめに「ワールドカフェ」と呼ばれるワークショップを開催しました。ワールドカフェとは、不特定多数の様々な背景を持った人々が一つのテーマについて話し合うときに、短い時間でたくさんの コミュニケーションをとることができる手法で、最近では全国各地でさまざまな分野において実施され、成果を上げています。

8月19日、伊江島民泊から帰ってきた80名の参加者を迎えたのは、王様のような帽子をかぶってワールドカフェのホストとなった16名のチューターたちでした。

入口看板

ホスト

参加者を温かく迎えるのも、ワールドカフェの特徴の一つです。今回はファシリテーターとチューターが色々と工夫を凝らしての楽しいカフェづくりになりました。

【ワールドカフェの進め方

会場を世界のカフェに見立てます。

ひとつひとつのテーブルがカフェです。

それぞれのカフェにはホストがいます。

参加者がやることは、与えられた質問(テーマ)について「思い思いにおしゃべりする(対話する)」ことです。

ただし、自分でしゃべったこと、人がしゃべって印象に残ったことは 机の上の模造紙に書き留めます。 絵を描いてもいいです。

18分が経過したらそのテーブルでの対話を止め、それぞれ好きなカフェに移動して、また別の人とおしゃべりをします。

このようなことを3回くり返した後、各自が紙に、対話を通して自分が大切だと思った要点を書いて壁に貼りだします。

それらの意見を全員で眺め、1人3枚ずつ配付された色つきの丸シールを貼って人気投票することで、80名全体の意見の傾向を見える化します。

ワールドカフェのセッション

ワールドカフェのセッション。様々な参加者と気軽におしゃべりができる。

今回のワールドカフェでは、2つの問いを参加者に投げかけました。1回目のカフェではQ1.を、2回目と3回目のカフェではQ2.を質問しました。

Q1. あなたにとって、水問題に関する2030年のありたい地球の姿(Vision2030)はどのようなものですか?

Q2. あなたにとって、2030年のありたい姿を実現するために2020年にとっていたい行動 (Action2020)はどのようなものですか?

3回のカフェの後には、Vision 2030およびAction 2020について、各々が思うことをB5版の用紙に書き出し、会場後ろの壁に張り出しました。これが、これから始まる「起草作業」の基礎資料となるのです。

張り出されたVison 2030

張り出されたVison 2030。この後、丸シールを貼って人気投票した。

この日のワールドカフェのワークショップに込めたファシリテーターとしての意図は以下の2点でした。

  1. 第1セッションまでのグループをシャッフルして議論をすることで、ものの見方の多様性と共通性に気づく。
  2. バックキャスティングによるVision 2030とAction 2020の意義を理解し、80名の意見の全体像を見える化する。

◎4つの委員会による構築作業

成果構築に割ける作業時間は、8月19日から22日までの4日間計7時間だけです。その短い時間の中で、効率的に作業を進め、かつできるかぎり全員参加で望むというミッションを達成するため、以下の4つの委員会を結成し、80名の参加者を担当分けしました。ファシリテーターとチューターも各グループに振り分けられました。

  1. 起草委員会(Vision 2030 とAction 2020、創作詩の起草)
  2. アートビジュアル委員会(3m×5mの巨大ビジョンボードの制作)
  3. ステージ進行委員会(成果発表会のステージ制作)
  4. パフォーマンス委員会(音楽の演奏や朗読)

起草委員は、他の委員会に先駆けてVision 2030 とAction 2020の起草をすることが求められており、たいへんなプレッシャーの中での作業になりました。最初どのようにまとめていいかわからない中での手探りの作業に焦りを感じる場面もありましたが、結果的に素晴らしい宣言文(Vision 2030/Action 2020)と創作詩『KISEKI』を書き上げました。チューターもファシリテーターも口出しはできるだけ慎み、悩む参加青年たちを温かく見守り続け、まさに「助産師」の役割に徹したことが、参加青年の力を引き出す結果になったと思います。

ワールドカフェの結果を基にVision2030を考える起草委員

ワールドカフェの結果を基にVision2030を考える起草委員

アートビジュアル委員会では、これまで英語によるディスカッションでは無口だった青年も含め、ひとりひとりが大きなビジョンボードの描画に貢献し、最後の夜までホテルの廊下にボードを広げて作業を続けるなど、みんなの努力で作品を完成させました。

アートビジュアル委員会

アートビジュアル委員の参加者たち

ステージ進行委員会とパフォーマンス委員会は、協力し合いながらも、できあがった成果物をどのように効果的にプレゼンテーションするか、発表会の完成度を高める努力を続けました。中でも、有名曲の替え歌として水問題に対する自分たちの学びを表現した「We Are The World」のパフォーマンスは秀逸なものとなり、成果発表会では参列者の感動を呼んでいました。

会場の図面を手にするステージ進行委員

会場の図面を手にするステージ進行委員のチューターと参加者

ピアノの伴奏に合わせて歌の練習

ピアノの伴奏に合わせて練習するパフォーマンス委員の参加者

◎成果発表会

8月23日、アジア青年の家最終日。成果発表会は、沖縄コンベンションセンターで開催されました。この日発表した制作物は、1.“AYEPO2010 Declaration”(Vision 2030 / Action 2020)、2.Vision2030を視覚化したビジョンボード、3.“We are the world”のAYEPO 2010 Version、4.創作詩“KISEKI”の4点。それらの完成度の高さと感動的な出来映えに、会場を訪れた来賓、関係者の中には涙ぐむ方も多かったです。

沖縄コンベンションセンターでの成果発表

沖縄コンベンションセンターでの成果発表

<今回の成果物>

  1. “AYEPO2010 Declaration”ツ黴? (Vision 2030 / Action 2020)
    2030年にありたい地球の姿、それを実現するために 私たちが2020年にとっているべき行動Actionを表現する宣言

    宣言(英語)

    宣言文(英語)/クリックでPDF表示。

    宣言(日本語)

    宣言文(日本語)/クリックでPDF表示

  2. ビジョンボード
    Vision2030で表現される地球の姿と、それに至るまでの道のりを視覚化

    3m×5mのビジョンボード

    3m×5mのビジョンボード

  3. “We are the world”ツ黴? 窶骭? AYEPO 2010 Version
    3週間の学習の成果として得られた自分たちの気づきを歌詞とし、 歌って表現することが「自分たちの最初のアクション」

    We are the world AYEPO2010バージョンを歌う参加者

    We are the world AYEPO2010バージョンを歌う参加者

  4. 創作詩“KISEKI”
    これからの自分たちの行動の一歩として詩を創作して朗読

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    創作詩KISEKI(クリックでPDF表示)

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今回、5回にわたりシリーズで「アジア青年の家」事業における学習サポート業務をどのように実施したかをご報告しました。本業務では、ファシリテーションのノウハウを随所に盛り込むことで大きな成果を上げることができ、ファシリテーションの底力を再認識させられました。

本事業の実施にあたり、主催者である内閣府の皆さま、ロジスティック関連業務を担当し生活面で私たちの面倒を見てくださった株式会社JTBコミュニケーションズの皆さま、ドキュメンタリー番組を制作して下さった琉球放送および番組スポンサーの皆さま、その他、様々な形で事業に関わっていただいた皆さまに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

那覇空港での涙の別れ

那覇空港での涙の別れ

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17 10月

「ぴんく・ぱんさぁ」でファシリテーション研修をさせていただきました。

Posted in ファシリテーション, 平井雅, ファシリテーション講座 on 17.10.10

乳がん患者のサポートをしている「ぴんく・ぱんさぁ」の方からファシリテーション研修のご依頼をいただいたのが8月の末。その後の打ち合わせを経て、昨日無事研修を終了することができました。

患者さん同士が語り合う場や、NPOとしての運営を考える場など、ファシリテーションが威力を発揮する場はたくさんあるようです。

参加者の皆さんには、とても喜んでいただき、そのことが私としてもたいへん嬉しかったです。

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昨日の研修では、まず最初に「この3時間の研修で何を持ち帰りたいと思っているか」の参加者間での認識共有からはじめました。

その結果、「参加者皆さんの認識がまちまちであること」を共有することができました。

なので、この時点で当初予定していたのプログラムを大幅に変更。

まずは本日の研修を、「個人の経験を語り合う」のか、「患者会の場について取り扱うのか」、「患者会をサポートするぴんく・ぱんさぁとしての活動を取り扱うのか」の3つの中から、どこに焦点を絞るのか、参加者の皆さんと確認しました。

で、結果として「患者会の場について話し合う」ことを確認・共有できました。

そこで、まずは「安心・安全な場をつくる」ための、傾聴や質問の仕方についての簡単なレクチャーを行いました。

なぜ傾聴が必要なのか、傾聴のコツとはどういうものか、についてお話ししました。

その次に、話し合い・聴き合い(つまり「対話」)の場として、これまでの経験を話し合って(聴きあって)いただきました。
テーマは、「患者会の場で、良かったこと/問題だと思ったこと」。

模造紙の上に付箋紙を貼っていくスタイルで対話。ひとしきりの対話はたいへん盛り上がっていました。

次に、3チームに分かれて行ったそれぞれの対話の結果を、今度は「良かったこと/問題だと思ったこと」×「患者会の中身/患者会のあり方・持ち方・仕組み」という2軸で整理していただきました。

患者会の良かった点/問題だと思った点のワークショップ結果

患者会の良かった点/問題だと思った点のワークショップ結果

結果的に色々なことが見えてきました。

  • 患者会(ゆんたく会)の中身としては素晴らしい経験が多いこと。
  • 会のあり方・持ち方・仕組みとして改善点が多いこと。

などなど、様々な点が浮き彫りになりました。

そこで、「会の中身」×「問題だと思った点」を参考に、患者会(ゆんたく会)のグラウンドルールをその場で作成しました。これはそのまま会の皆さんへのお土産になったと思います。

最後に、

  • 話し合いのプロセス「共有」「拡散」「収束」「合意」が大切であること。
  • ホワイトボードや模造紙付箋紙などを使って議論を見える化し、「空中戦」を避けること。
  • 会議の心得=グラウンドルールを最初に確認してから会を始めること。
  • 話し合いの場を入念に整えること。
  • 最初に話し合いの目的を確認すること。

が大切であるというレクチャーをして研修を終了しました。

最後の振り返りで、離島から参加された方から「まさに今の私たちに必要な内容でした。このような会を開催していただいてありがとうございます。」という嬉しいコメントを、涙ながらにいただきました。

講師として、ファシリテーターとして最高に幸せな瞬間でした。

そして、それは、この研修会を企画・運営されたぴんく・ぱんさぁの会長さんをはじめ、スタッフの皆さんの努力の賜だと思います。

素晴らしい経験のお裾分けをいただくことができ、ありがとうございました!