1月12日(土)に宮古島にて
サイエンスキャラバンのビッグイベントが開かれました!
私たちサイエンスキャラバンコンソーシアムからは
たのしい教育研究所から4ブース
公衆衛生協会から2ブースを出展。
その他 、大学院大学や高専を含む9団体が一緒になって
理科を使ったたのしい催し物を開催しました。
イベントのチラシと口コミだけで、
なんと800人もの人が集まり、
会場は大盛況でした\(^o^)/
ご来場のみなさん、ありがとうございました!
その中で、
一日中遊んでいくれた
とある4人の小学生がいました。
いろんなところで遊んできては、
公民館入口の受付に戻ってきて
自分たちがGETしてきたものを見せてくれます。
かわいい四人の小学生のうち
私が最も印象に残っている
ひとりの男の子について話をさせてください。
彼ら4人は
なんせ一日中 公民館にいるものですから、
今何処にいるのか、何時に帰るのかを伝えるために
代わりばんこで公衆電話を使っていました。
他の子はご両親への電話が終わる中、
とある男の子の家はなかなか電話が繋がりません。
その後も時間をおいて2~3回かけていました。
「お母さんいなかった?」と聞くと
「たぶん寝てるんだと思う」と言います。
お仕事で夜遅くに帰ってきたから、
自分が起きた時も寝ていた。
だから今日も朝ごはんが食べれなかった、と。
それだけ言ったところで、
また友達に呼ばれて遊びに行きました。
また、次に電話をしに戻ってきた時には
こんな話をしていました。
夏休みに◯◯◯キャンプがあって、
自分も行きたい。
でも、お兄ちゃんに絶対無理だよって言われた、と。
「お母さんに聞いてみた?」
と聞くと、
ううん。と首を横に振ります。
たぶんダメって言うから、って。
私はそれ以上話を聞いていないので
その子の家庭の事情はわかりません。
だけど、なんとなく、
その男の子の様子が気になりました。
その子は、
理科のおもちゃの話をしているときは
とっても嬉しそうで、
新しいものを見ると「すっごーーーい!!」と言って
目をまん丸くさせます。
だけど、お母さんの話になったときには
うつむいて
静になるのです。
その子のおうちは、
もしかしたら生活に困っているかもしれないし
もしかしたらただの思い過ごしかもしれない。
しかし、私はこのときのことを通して
公の予算を使った事業の意義を再確認しました。
「どの地域に生まれた子も、
どんな環境で育っている子も、
平等に恩恵を受けられるように。」
いろんな状況の子どもたちがいる中で、
こちらの都合でふるいにかけてしまうことなく、
宮古島に行ったら宮古島のこどもたち全員が、
他の島に行ったらその島に住む子どもたち全員が
平等に体験できる権利をもっている。
事業予算でやっている以上、
そのことを忘れずにいたいと思いましたし、
事業が終わっても
その地域で同じような理科の授業やイベントができるような仕組みを
作って行きたいと思いました。
私自身ができることは微々たるものなんですけど、
サイエンスキャラバンのコンソーシアムは
中枢メンバーがそういう意識を持って取り組んでいる
素敵な人達による素敵な事業です。
これは、さきほどの男の子が
「お母さんにプレゼントするっ!!」
と張り切って見せてくれたものと同じもの。
ビー玉に熱を加えて中にヒビを入れてつくった
キラキラビー玉の指輪です。
来年のイベントでもまた、
彼に会えるかなと
今から楽しみです(*^^*)
P.S.
公民館の入り口でうろうろして
なかなか入ろうとしない3人の男の子たち。
(さっきの男の子たちより年上みたい)
しばらくして近寄ってきて、
口を開いて第一声
「入るのにお金かかりますか?」
来年は大きく 入場無料!
と書いた看板があったほうがいいかも(^皿^)