カルティベイトな日々

会社のスタッフブログです(*^^*)

28 5月

津堅島の自然

Posted in 未分類, 津堅島 島おこし事業 on 28.05.13

こんにちは。津堅島の離島活性化プロジェクトに自然関係のアドバイザーで加わることになった屋比久(やびく)です。よろしくお願いします。
津堅島は勝連半島の南東約5km中城湾の沖合いに位置する面積1.88平方キロメートル、周囲が約7キロメートルの小さな島で、人口500人弱です。
今回は島のみなさんの案内で集落の西側に位置するホートゥガーやクボーグスク周辺の森の中を通る遊歩道や海岸など視察しました。
クボウグスク周辺の地質は左の写真で見られるように灰色の粘土層の上に琉球石灰岩が乗った状態になっていて雨水が石灰岩に浸透して粘土層でせき止められて横に流れ、泉となって湧き出る仕組みになっています。

島は小さいのですが比較的水に恵まれた島だったことがわかります。また、石灰岩の上部には小さな島の割りに植生が豊かで、タブノキやヤブニッケイ、クロツグやリュウキュウガキなど琉球列島の代表的な低地型森林を形成しています。島には自然の竹が生えていなかったため、クロツグというヤシの一種の皮を使って生活に必要なかごなどを編んで使用していたと話していました。そのため他の島では見られないようなクロツグの大群落が見られました。

現在、キャロットアイランドで売り出し中ですが、豊かな森を使ったユニークな島おこしができそうです。