カルティベイトな日々

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24 10月

宮古島へ(partⅡ)

Posted in 沖縄県公衆衛生協会, 未分類 on 24.10.12

台風21号の影響で出発が危ぶまれましたが、再び10月18日、19日に宮古島のNPO、学校、関係機関へ「離島プロジェクト」の説明に行って来ました。

1日目

まず最初は宮古島環境協会の方と池間島のNPO法人いけま福祉センターさんへ。           今年は台風が多く、高校生の民泊受け入れの予定も延期となり、そのような対応で忙しい中での訪問となりました。池間島のみなさんは、総合学習や地域活動で、学校現場とこれまで様々な連携を行っています。「サイエンスキャラバン事業離島プロジェクト」とも一緒に地元の素材を生かした地元サイエンスやシマのサイエンスを作っていくことを話し合いました。まずは第一歩です。

ここでちょっとブレイク!!

NHKの朝の連ドラのオープニングで使われている浜です。 潮が満ちていて分かりにくいですが型に岩がくり抜かれています。

http://www1.nhk.or.jp/juntoai/

 

 

 

 

 

 

 

午後最初の訪問先は、宮古青年会議所です。事業の趣旨説明をし、ご協力をお願いしました。「宮古島エコフェスタ2012」の準備でお忙しい中、熱心に話を聞いていただき、とても関心を持たれたようです。これから宮古島市内の企業のみなさんと一緒にサイエンスプログラムを作っていけたらと思います。

次の訪問までに、時間があったので翌日に予定していた1月12日のイベント会場である「宮古島市中央公民館」を見学しました。メインの大ホールは800名収容することが出来るため、10くらいのコーナーに区切って出展できそうです。

本日最後の訪問先は、宮古教育事務所です。理科担当の指導主事の方とお会いしました。主旨説明のあと、私たちがこれまで作ってきた企業など民間の方々のノウハウやスキルを活かした理科授業プログラムについてもお話しさせていただきました。そこで、同様に宮古島でもこのようなプログラムを作っていきたいという私たちの考えを説明させていただきました。指導主事の方からは、授業プログラムに関して丁寧に作られていますねと言ってくださいました。そして宮古島市では生活につながる、実践につながる・学び学習意欲の向上をはかるためのキャリア教育を推進しようとしてるので、この事業と「離島プロジェクト」との連携ができるのではと嬉しいお話をいただきました。このような取り組みを確かなものとするためには、学校と地域を結ぶコーディネーターの役割がとても重要になる。しかし、そのような人材をどうやって確保するかが今後の課題という現状認識も共有していることを確認しました。でも、多彩な人材がそろっている宮古島だったらきっと大丈夫でしょう。

2日目

最初の訪問先は、福嶺中学校の校長先生に面会し、離島プロジェクトの趣旨説明を行いました。また、福嶺中学校では総合学習の時間で取り組んでいる「桃源郷(ユートピア)プロジェクト」があるそうです。「福嶺をもっとよく知ろうよ、足元を掘ろうよ」を合言葉に、先生方全員で作られているそうです。地域の言葉を学び、地域に貢献された人々について知り、地域の自然や産業・文化について学ぶ、とても充実した内容に本当に驚きました。校長先生からは「桃源郷(ユートピア)プロジェクト」をもっと充実させるために「離島プロジェクト」との連携を考えたいと嬉しいお言葉をいただきました。帰る際には理科の先生にもご挨拶ができました。次回訪問時は、先生方と具体的な取り組みについてお話ができればと思います。

次の訪問先は、宮古島市教育委員会生涯学習課です。
小学校で実施している「放課後子ども教室事業」の担当の方と、子ども教室コーディネーター6名が集まってくださいました。
子供教室は学年、利用時間も異なるため、みなさん、いろいろ工夫されていることに頭が下がりました。「離島プロジェクト」で作っていく科学プログラムも、放課後子ども教室のメニューで活用できるように考えたいと思います。子ども教室コーディネーターのみなさん、よろしくお願いします。

 

12時はとっくに過ぎていますがお昼抜きで市役所企画政策部へ。
企画調整課地域振興係の調整官の方に主旨説明を行いました。こちらの地域づくり担う「エリアコーディネーター」のお話をうかがいました。エリアコーディネーターのみなさんと連携して科学プログラムを作っていく可能性についてなどいろいろ助言をいただきました。地域づくりの立ち位置で、「離島プロジェクト」を見るといろいろ面白い気付きが生まれてきます。このプロジェクトで学校を通して地域のみなさんとの連携ができればと思いました。

 

今回最後の訪問先は、株式会社新生建設コンサルタントさんです。地質・地形の専門家です。                           宮古島は石灰岩から出来ている島です。この島の成り立ちを知り学ぶプログラムは、シマのサイエンスの重要なポイントです。そのためにも「離島プロジェクト」のプログラムに、この分野の専門の方が参加していただくことが必要になります。プロジェクト内容の説明を行い、いろいろ意見交換させていただきました。そして、このプロジェクトへのご協力を快諾していただきました。ありがとうございます。また、宮古島で見られる「大野越粘土層」は石灰岩からではなく大陸から風によって運ばれてきたものが堆積してできたことなど興味深いお話しでした。プログラムを考えるうえでの大切なヒントです。

 

いうことで、今回の業務は終了です。レンタカーのガソリンを満タンにして、16時過ぎ売店でお弁当(ちょっと侘しい)。しかし、実りある出張でした。ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

 

 

 

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