昨日の11月30日、JICA沖縄国際センターにて、大洋州からの青年研修員向けに、弊社の離島における活性化プロジェクトに関してプレゼンテーションする機会をいただきました。
これまで、10年以上の弊社の実績のうち、特にこの5年間の事例について、写真や図表を用いてプレゼンしました。2006年から07年にかけての離島活性化専門家派遣事業「なんでもお助け隊」について詳しく説明しました。
この「なんでもお助け隊」の基本方針は、
- 小さな成功体験の積み重ねを提供して島人のやる気を引き出す
- コミュニティの活性化のプロセスをデザインして事業を実施する
- 無い物ねだりでない、現存の資源を活用した身の丈の取り組みを促進する
- つい欠如しがちな、コミュニティ内のコミュニケーションを徹底的に促進する
です。
アジテーション(コミュニケーションの攪拌)とファシリテーション(協働促進)の組み合わせこそが、カルティベイトの強みであることもご説明しました。
また、離島ごとの現況をよくヒアリングした上で、A.〜D.のプロセスを適切に組み合わせてE.を目指すプログラムをデザインすることもご説明しました。
なかなかままならない英語のプレゼンテーションでしたが、研修員の皆さんから「わかりやすい!」のお言葉をいただいて、ほっと安堵しました。
研修員の皆さんからのフィードバックで特に印象的だったのが、
- 島に現存する資源を活用した、島の歩幅の活性化というコンセプトが目から鱗だった
- 島人のやる気を引き出す、「プロセスに注目したプログラムのデザイン」が大切だと痛感した
という2点です。
また、昼食の時にも一緒にお話をさせていただいた青年からは、「自分の故郷は人口40人の島だけれど、どんどん人口が少なくなる島が元気になるためのヒントをもらってとてもよかった」といううれしいコメントもいただきました!
JICA研修のお話、うまくできるか不安ではありましたが、お受けしてよかったです!