3月3日?5日の3日間、粟国島で体験ガイドの講座を実施してきました。
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カルティベイトではこれまで、粟国島で次のようなプロジェクトを実施してきました。
- 村民向けブログ講座とポータルサイトの構築(平成18年度)
- 宮古島の元気農家民宿津嘉山千代さんの講演会(平成19年度)
- 旧正月の伝統行事「マースヤー」の案内マップづくり(平成19年度)
- 『発見!あぐに島 自然ガイドブック』の企画・制作(平成20年度)
- 屋比久壮実さん「粟国の宝」講演会開催(平成20年度)
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島の皆さんの気持ち、やる気に配慮しながら、その時、その場所、その人に必要なサポートを準備して提供するのが、カルティベイト流プロデュース。
その意味でこれまでは、他地域の事例を知り、島の宝を再発見するというプロセスのお手伝いをしてきました。アクアコーラル企画の屋比久壮実さんに編集をお願いした『発見!あぐに島 自然ガイドブック』は、おかげさまで「粟国にこんな宝があると思わなかった」「こんな本が欲しかった」と、島の皆さんからたいへんなご好評をいただいています。
そもそも今年度は、粟国・島あしび推進事業(体験滞在交流促進事業)の一環としてお手伝いをさせていただいています。これは、若年層の流出と高齢化に悩む離島の経済活性化の切り札として、島民と訪問者(観光客)の交流をとおした観光産業の振興を目指そうという事業です。
そこで、今年度ご用意したのが、エコツーリズム・自然体験活動分野で全国的に評価の高いホールアース研究所さんによる「自然体験ガイド講座」です。ホールアースの皆さんには粟国の実情をお話しし、自然体験のみならず、料理体験や芸能体験など、あらゆるプログラムに応用可能なガイド術講座をお願いしました。
講師として粟国まで来てくださったのは、田中啓介さんと小林政文さんのお二人。田中さんは去年まで沖縄でホールアースの活動を広めていた張本人。小林さんは年間2百本のガイドをこなす“現場人”です。
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【1日目】
3月3日(水)午後
楽しいアイスブレイクとともに開始した1日目。
さすが、粟国の皆さん、すぐに緊張も解けて和んだ雰囲気に。
そして、なぜ自然体験プログラムに取り組むのか、そしてエコツアーガイドの役割とは?について考える座学を実施しました。
【2日目】
3月4日(木)午前
実際に小林さんが集落内を歩いてみて仕込んできたネタを元に、モデルツアーを体験。その後、インタープリテーション、つまり“伝わる伝え方”とは?について座学を実施しました。
3月4日(木)午後
ここまでの講座内容を踏まえ、伝え方の実習を行い、さらに感動を伝えるストーリーの組み立て方について学びました。
【3日目】
3月5日(金)午前
最終日は、3チームに分かれ皆でモデルプログラムづくりの実習を行いました。各チームから代表者が成果を発表。近い将来、ステキな粟国島の体験プログラムが生まれそうです!
3月5日(金)午後
最終日の午後は、屋比久壮実さんと一緒に、ナビィの恋のロケ地となった通称ヘビ公園の海岸植物を観察するツアーを体験しました。
本島に粟国にはたくさんの宝があるのだと実感。これからこの宝をもっともっと活かしたいですね。
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島の皆さん、講師の皆さん、大変お疲れ様でした!
次回は3月13日?15日、今度は恩納村の沖縄体験ニライカナイの皆さんとお邪魔します!!