2012年6月29日 とうとう最終回!
初めての方はこちらから
沖縄離島体験交流促進事業 in 伊是名
ついに、3日間の滞在を終え、離村式のときがきました。
来た時よりも深々と頭を下げる子供たちが多かったように思います。
「もっと伊是名にいたい」
「2泊3日って短すぎる」
そんな声が聞こえてきます。
女の子たちは別れの時間が近づくに連れて
泣き出す子がひとり、ふたりと出てきました。
しばらくすると、いろんなところからすすり声が聞こえてきます。
民家の方々も涙を流している姿が印象的でした。
たった3日の間で、
民家さんと子供たちの間に何があったのか、
私には不思議でなりませんでした。
愛情というものは、本当の親子かそうでないかに関わらず
たとえ短い時間であっても生まれるものなのだということを
感じずに入られませんでした。
乗船後は、
伊是名での離島体験事業の名物。テープ投げ。
カラフルなテープが船の上の子供達から島の人達へ向けて投げられます。
島の方々も投げられたテープを掴み、
束の間のさよならタイム。
嗚咽を漏らしながら、
声を絞り出して「バイバーイ!」と言っている子がたくさんいました。
落ち着いたかな、と思いきや
誰かが鳴き出すと瞬く間に涙の波が広がります。
泣かないからといって、
その子が何も感じていなかったかというと、決してそんなことはありません。
男の子たちは特にそうですが、
日頃から泣かないようにしつけられていることもあります。
でも、
船が出て
島の人たちが見えなくなっても
ずーっと島の方を眺めている子たちがいました。
涙は出ていないけれど、
誰かが声をかけるまで、
甲板でぼーっとしている子もいました。
お友達が泣いているのを、ずっと慰めている子もいました。
子供たちは、
それぞれが心のなかでいろんな気持ちを抱きながら
この沖縄離島体験交流促進事業を終わらせたんだと思います。
まだ小学生だから
言葉にはできないことも多かったのではないでしょうか。
私たち運営側は、
子供たちのそんな気持ちを引き出すのも仕事ですが、
言葉にはできない感情を抱えている子供たちを
静かに見守ってあげる事も大切なことだと感じました。
たった3日。されど3日。
伊是名島で過ごした子供たちは
出発の時よりも少し、お兄ちゃんお姉ちゃんになって帰って行きました。
1.民家さんとの顔合わせと民族館
2.スポーツ交流会
3.民泊の様子
4.稲刈り体験
5.サバニ体験
6.島の人々との交流会
7.振り返り
8.お別れ