業務実績
アジアユース人材育成プログラム(Asian Youth Deveopment Program In Okinawa)
事業の概要【AYDPO2015 8月5日~23日実施】
主旨
「アジアユース人材育成プログラム」は、国内及びASEAN諸国を中心としたアジア13カ国(ブルネイ、カンボジア、中国、東ティモール、インド、インドネシア、韓国、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム等の10数カ国)の若者が、沖縄に一堂に会し、19日間にわたる共同生活のなかで交流を深めて国際的な人的ネットワークを築くことを目的とする。
また、プログラムを通して、世界各地の人々が直面する地球規模の問題と、その克服に貢献する科学技術の素晴らしさに触れると共に、ディスカッションを通じて多様性を受け入れる素地を養い、次世代のイノベーションを担う人材を育成することも目的としている。
事業の成果
【平成23年[2011年]】
「アジアユース人材育成プログラム」は、内閣府主催で3カ年開催された「アジア青年の家」が沖縄県へ移管となり名称が変更になってから初めての開催となった。
HP:http://sites.google.com/site/aydpo2011ja/
【平成24年[2012年]】
沖縄県へ移行され2年目となったAYDPO2012では、チューターに「アジア青年の家」卒業生が参加。事業参加青年のキャリアパスのロールモデルが出来た。
HP:http://aydpo2012.com/?lang=ja
【平成25年[2013年]】
AYDPO2013では、テーマを「水問題」から「エネルギー問題」へ転換。プログラムに、ビジネスプランの作成を盛り込み、閉会式にてプラン発表を行う事によって、参加青年が事業終了後を意識できる様なプログラム作りを行う。
HP:http://aydpo.com/aydpo2013ja/?lang=ja
【平成26年[2014年]】
AYDPO2013に引き続き、ビジネスプラン作成を通した取り組みをおこなった。また、沖縄セルラー様のご協力により、タブレット端末を導入し、学習環境の強化を行った。
HP:http://aydpo.com/aydpo2014ja/?lang=ja
【平成27年[2015年]】
HP:http://aydpo.com/aydpo2015-2/?lang=ja
19日間にわたって水環境問題に関する最先端の講義や英語によるグループディスカッションを経験した48名の参加青年は、宣言文、ビジョンロボット、オリジナル曲など創造性あふれる成果物を完成させた。この成功は、これまでの「アジア青年の家」の3ヵ年にわたる実績と経験を踏まえつつ、ファシリテーション(協働促進)の理論・手法に基づいた綿密なプログラム設計と、スタッフの献身的なサポートにより、参加青年の自主性を引き出しながら積極的な参画を促し、気づきと学びを促進することで得られたものといえる。
本年度は、昨年度に比べて民泊の日数を増加させ、県内高校生が演じる「肝高の阿麻和利」のバックステージツアーを取り入れたことなどにより、より沖縄への理解が深まって交流を深化させ、まさに未来の人的ネットワークの形成に寄与することができた。
事業の意義
沖縄県内からの参加者がアジア13カ国および日本本土からの参加者と共に学び、交流を深める本プログラムを、沖縄県が主催し、県内の人材を積極登用して成果を収めることは、「21世紀ビジョン」の実現に向けて、非常に意義深いものであると言える。
本事業は、「交流と共生の島」に象徴される国際協力の拠点としての沖縄の可能性を示すと同時に、本県においてグローバルな人材を輩出するための若年層向けの人材育成プログラムの試金石となったと言える。特に、人材育成の専門家が大学生の学びを支援し、その大学生が高校生の学びを支援するという仕組みを構築し得たことは大変に重要である。
カテゴリー:国際交流