業務実績
平成19年離島活性化専門家派遣事業【特産品等分野】
事業の目的
島嶼地域である沖縄県にとって、離島地域の活性化は、県域全体の均衡ある振興を図る上で非常に重要である。離島の活性化に際しての大きな課題は、各離島が有する素晴らしい魅力(地域資源)を発掘して有効に活用するノウハウの習得と、地域の主体的な取り組みを主導し得る人材の掘り起こし、育成にあるといえる。このため本事業は、特産品開発等の分野や地域おこし支援のノウハウを有する専門家を離島市町村へ派遣することにより、各離島における活性化の取り組みを支援することを目的として実施した。
専門家派遣の対象地域は、伊平屋村、本部町(水納島)、南城市(久高島)、粟国村、久米島町、北大東村、南大東村、竹富町(波照間島、黒島、西表島)、与那国町の9市町村11離島であった。また、昨年度の派遣先で希望のあった伊是名村、伊江村の2村についてはフォローアップの派遣を実施した。
島嶼地域である沖縄県にとって、離島地域の活性化は、県域全体の均衡ある振興を図る上 で非常に重要である。離島の活性化に際してもっとも大きな課題は、各離島が有する素晴ら しい魅力(地域資源)を発掘して有効に活用するノウハウの習得と、地域の主体的な取り組 みを主導し得る人材の掘り起こし・育成にあるといえる。
このため本事業は、特産品開発等分野のノウハウや、地域おこし支援のノウハウを有する 専門家を離島町村へ派遣することにより、各離島における活性化の取り組みを支援すること を目的として実施した。
本事業における専門家派遣の対象地域は、伊是名村、伊江村、渡名喜村、北大東村、久米 島町、竹富町の 6 町村であった。
「なんでもお助け隊」の結成
本事業による効果を最大限に引き出すため、各離島へ派遣する専門家の内、中心的な役 割を担う職人集団として「なんでもお助け隊」を組織した。
なんでもお助け隊は、様々な分野で幅広くかつ専門的なアドバイスを提供することが可 能なメンバーから構成されている。
このようなメンバーを組織化することで、派遣時には現場の種々のニーズに臨機応変に 対応し、本事業終了後においても、各離島に対して適宜フォローアップを行うことが可能となっ た。
また本事業の一環として、なんでもお助け隊のHPを 立ち上げ、各離島への専門家派遣の実施状況などについての情報を発信した。これにより、 派遣先離島の方々へのフィードバックが行なえただけではなく、派遣先以外の離島の方々 に対しても参考となる情報を提供することができた
事業実施の基本方針
なんでもお助け隊のポリシーは、まず島の方々のニーズに耳を傾け、コミュニケーションを 充分に取りながら、島の方々が本当に必要としている知識や技術を提供することにある。以下 になんでもお助け隊の活動の基本方針を示す。
なんでもお助け隊 基本方針
内容
離島地域における宿泊、体験及び交流に係る体制の整備、離島地域へ派遣する本島地域の児童の選定、本島地域の児童と各離島の地元住民との交流を行う。また、派遣終了後に今後の活動に繋げるために、事業評価会議を開催する。
- 島の人と一緒に“島の歩幅”で考えよう!
- 島の人の本音を引きだそう!
- 島の人の本気を引きだそう!
- 島の人と「本当にやりたいこと」を一緒に見つけよう!
- 島の良さを発見・確認するお手伝いをしよう!
- 現場に足を運んで実践的なヒントを提供しよう!
- 相手に喜ばれることで得られる仕事の喜びをたくさん味わってもらおう!
- 島の暮らしがもっともっと楽しくなるように応援しよう!
- みんなでワクワクしよう!
また、より効果的な地域活性化を図るため、これまでのような「教育的」な手法ではなく、 「体験的」な手法を採用することで、島の方々の「やる気」を引き出すよう努めた。
これにより、一方的に講義を聴くというこれまでのような受動的な参加から、なんで もお助け隊の力を借りながらも自分で考えて解決策を発見していくという主体的な参加 を促すことができた。
カテゴリー:地域活性化